至仏山(ゆっくり・バス)

岩場を登る

山行情報

日時:2024/07/09 ~ 2024/07/10 天候:雨ときどき曇り
ランク:B-B-5:00 参加:15名
山行担当:CL3637 SL3131, 3479, 3685
記録担当:文責:3947, 4019 写真:3637, 3479, 3914

コースタイム

1日目 
海老名駅7:00-11:00鳩待峠11:16…12:30山の鼻…研究見本園…13:20至仏山荘(泊)
2日目 
至仏山荘5:30…6:26鳩待峠6:49…9:09小至仏山9:29…10:12至仏山10:26…11:11小至仏山…13:10鳩待峠13:50-18:00海老名駅
※-公共乗物

コースマップ

記録日:
合計距離: 17742 m
最高点の標高: 2226 m
最低点の標高: 1408 m

山行記

1日目

過去に2回、個人的に尾瀬に行ったことがあるが、いずれも尾瀬ヶ原と尾瀬沼の散策のみだったので、今回の至仏山山行をとても楽しみにしていました。梅雨時で、この日程前後ずっと天気予報は良くなかったのですが、CLが実施を決断(だいぶ悩まれたようです)。参加者は平日開催のためか、女性11名に対し男性はリーダー2名込みの4名、計15名がバスに乗り込み出発進行。渋滞もなく、予定より30分ほど早く鳩待峠に到着できました。 

予報通りの曇空の中、体操と自己紹介後、ゆっくり山行スタート。花好きな方が多いため、写真を撮りながらゆっくりペースで歩きます。まもなくすれ違った人に『みろくですか?』と声をかけられました。その方はみろくの女性新入会員の方で、ソロ山行をされていました。ウグイスの美声とさまざまな花、僅かに残った ミズバショウに癒されるうちに山の鼻に到着。

その後、研究見本園に入るとさらに多くの花に出会えました。ニッコウキスゲやヒオウギアヤメ、カキツバタなどなど。見本園を一周するうちに雨が降り出したので、早々に今夜の宿、至仏山荘にチェックイン(ホテルのようにキレイ!)しました。 

しばらく様子見していると雨が止んだので、予定通り牛首まで尾瀬ヶ原散策を再開。目の前には雲がかかった燧ヶ岳、池塘に映る「逆さ燧」。牛首分岐に到着するころには燧ヶ岳の山頂までしっかり見ることができました、ラッキー!明日の至仏山登頂にも期待が持てます。 

山荘に帰ると、CLからは明日の天候を見込んで出発時間とルートの変更が表明されました。ひと風呂浴びたら、夕食までオヤジくさいと言われる男部屋で数人がビアタイムを楽しみ、夕食も堪能し、明日の天気がもってくれることを祈りながら布団に入りました。 (文責:3947)



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2日目

皆さんの願いが通じたのか、2日目の朝の時点では雨は降っておらず、行ける所まで行くことになりました。至仏山荘のある山の鼻から直接至仏山へは向かわず、鳩待峠まで戻り、比較的登りやすい道で小至仏山を目指します。距離が長くなるため、5時30分にお世話になった至仏山荘を後にしました。 

鳩待峠で、山荘のお弁当の朝ごはんを食べ出発です。ポツポツと雨が降ったり止んだりでしたが、時々晴れ間も出ていたので樹林帯を進みます。一歩一歩進むにしたがい高山植物の種類も増えていきます。ゴゼンタチバナ、ツマトリソウから始まり、ホソバヒナウスユキソウ、ダイモンジソウ、ベニサラサドウダン…。雨がぱらついている割にはガスらず、近くの山は見ることができています。 

オヤマ沢田代の小湿原には、水に濡れたワタスゲやタテヤマリンドウが健気に咲いていました。このあたりから森林限界となり、木道や蛇紋岩でとても滑りやすくなってきました。なんとか小至仏山山頂へ辿り着き、一息。

そのあと、至仏山山頂へは全員ではなく、行きたい7名で向かわせていただきました。 断続的に雨が降っていましたが、いつも見られないお花が咲いてくれていました。オゼソウ、イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、ネバリノギラン、ムラサキタカネアオヤギソウ、ホソバツメクサ、タカネバラ、ギバナノコマノツメなどなど。 山頂には私達の他に1人の方しかいませんでしたが、近くのゴツゴツの山々は見ることができました。重そうな山頂碑の前でパシャリ。

ザーザー降りになる前に帰路につきます。何人か木道や蛇紋岩で滑りひやっとしましたが、転び方が上手でことなきを得ました。 天気にヤキモキした山行でしたが、途中置き忘れたサングラスを帰路で回収でき、色々な経験を得ることができました。(文責:4019)

CL追記】 

天気予報は雨でしたが、尾瀬ヶ原は雨でも楽しめるから、と実施することに。1日目は見本園を回った後、土砂降りになりそのまま山小屋にチェックイン。しばらくして雨が止んだので、希望者で牛首まで歩いてきました。2日目は山の鼻から至仏山に登る予定でしたが、急登なうえ登山道が荒れていることと、蛇紋岩や木道が雨で滑りやすくなっていたため、一旦鳩待峠まで戻り、小至仏山経由で至仏山に登ることにしました。雨も思ったほどではなく、たくさんの花を楽しめたと思っています。



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