仲間と南アの秀峰二座(テント泊)
山行情報
日時:2023/06/24 ~ 2023/06/25 天候:晴れランク:C-C-8:40 参加:8名
山行担当:CL3840
記録担当:文責:3840 写真:3811, 3819, 3840, 3853, 3862, 3887, 3930, 3959
コースタイム
1日目
長衛小屋(北沢峠)7:40…9:56小仙丈ヶ岳…11:01仙丈ヶ岳…11:51千丈小屋…12:32馬ノ背ヒュッテ…12:49藪沢小屋…14:32長衛小屋(テント泊)
2日目
長衛小屋(北沢峠)4:52…5:24仙水小屋…6:01仙水峠…7:28駒津峰…8:12六方石…9:06甲斐駒ヶ岳…10:34六方石…10:58駒津峰…12:08仙水峠…13:29長衛小屋
山行記
はじめに
入会歴がここ1年のメンバーを誘い合い、南アを代表する3,000m峰二座を歩いて来た。一座は南アの女王「仙丈ヶ岳」、もう一座は同じく南アの貴公子「甲斐駒ヶ岳」だ。今回のメンバーは会歴もさることながら、年齢的にも近い男女8人、話も弾み、実に賑やかな歩きとなり、テント場での懇親も盛り上がった。梅雨時期で天気が心配されたが、幸いにも梅雨の中休みにあたり、最高だった。
1日目
登山口となる北沢峠へ車とバスを乗り継ぎ移動。北沢峠に着くと今夜の寝床となるテントを張る。さあ、準備完了。仙丈ヶ岳に向けてスタートだ。樹林の中を1時間半ほど歩くと、急に視界が開ける。南アの森林限界は高いが、そこは標高2,000mにある北沢峠からの歩きだ。気持ちいい。更に歩くと小仙丈ヶ岳に。ここから望む仙丈ヶ岳は格別だ。カール上に伸びる稜線が実に美しい。天気も良く、心が躍る。3,000m峰を初めて登る仲間もいたが、そこはみろく、快調に歩みを進める。
歩くこと3時間半、ピークに立つ。残念ながらガスが上がって来て遠くは見渡せなかったものの、女王と呼ばれるに相応しいなだらかな稜線歩きとなった。
山を下りて来ると当然、テント場での宴会となる。沢水で冷やしたビールが体に沁みる。バンチョウでの懇親会もいいが、テント場で飯を作りながら車座になって仲間と酒を飲むのは、テント泊ならではの醍醐味だ。実にいい時間となった。
※「バンチョウ」…みろく山の会の会員が、丹沢に登ったあとのシメによくお世話になっているお店の名前。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- さあ、スタートだ、いいメンツ
- 北沢峠のテン場はすぐに一杯
- 樹林の中の山道。南アの女王の登りはそれなりだ
- まだまだガシガシ登る、登る
- ガシガシ樹林の中を歩くこと1時間半、樹林を抜ける。やはり稜線上の歩きは気持ちいい
- 気持ちいい。皆いい表情
- 小仙丈ケ岳から望むは仙丈ケ岳のカール。その美しさに見とれパシャパシャ
- やっぱ、きれいだな~、ここに来ないとこの景色は見れないな~
- さあ、ピークまであと1時間。気持ちいい3,000m峰の稜線歩きのスタートだ
- 視界が開けた稜線上をルンルン歩き
- 3,033m仙丈ケ岳ピークで記念写真
- まだ雪渓が~
- 山を下りて来てのお楽しみ、テント泊ならではの解放感!
2日目
4時起床。テントのフライを開けてみると澄み切った青空が。テントで山をやる場合のこの瞬間が実にたまらない。でも昨晩、楽し過ぎてちょっと飲みすぎた。ダメージありだ。まあ、これも仲間とのよくある山でのエピソード。シナリオ通りでは面白くない。
さて、今日は甲斐駒だ。まず沢筋のなだらかな道を進む。1時間ちょっと歩くと仙水峠に。ダメージを受けた体も徐々に回復してきたところで、ここからが急登だ。その急登を1時間半かけて登りきると甲斐駒の雄姿が目に飛び込む。岩稜を従え、天に聳え立つ威風堂々、圧巻の山容だ。何ともかっこいい。さすがは南アの貴公子。その岩稜を抱きかかえるようにさらに1時間以上かけてガシガシ登る。足にくる。やっとの思いでピークに立つと南アの山々を一望。中ア、北アの山々まで見渡せる。梅雨時期とは思えない絶好の天気。最高のご褒美となった。
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- 2日目、甲斐駒に向けてスタート
- 仙水峠にて。ここからが急登の連続
- 開けた稜線に出ると南アの深い山々が目に飛び込む
- 岩稜を抱きかかえるようにガシガシ登る
- もうすぐピーク。でも変わらずの岩稜の急登、足にくる
- 2,967m、ようやくの思いで甲斐駒のピークに立つ
- 最高~!!!
- ピークはこの賑わい。さすが甲斐駒だ
- 南アの雄、北岳の雄姿。絶景だ
- 初日に登った南アの女王「仙丈ヶ岳」、こちらも美しい~
- 気持ちいい稜線上を下る
- 下りは巻き道を使ったが、それでもこの急斜面
- 北沢峠まで戻って来た。今回もいい歩きとなった。仲間に感謝だ
最後に
今回、若手同世代仲間との歩きは実に楽しい山行となった。仲間に感謝だ。特にテント場での懇親は記憶に刻まれるだろう。一方、最近のみろくでは40~50代メンバーの入会も多いと聞く。まだ出会えていない同世代メンバーとも今後つながりを持ち、ぜひ一緒に歩きたいと、今回改めて思った。皆さん、ぜひ一緒に歩きましょう。