焼石岳~夏油温泉(花)
山行情報
日時:2023/07/22 ~ 2023/07/24 天候:曇り/小雨/時に爆風ランク:B-B-6 参加:8名
山行担当:CL3304 SL2731, 3518
記録担当:文責:3755 写真:3304, 3331, 3518, 3559
コースタイム
【1日目】
中沼登山口11:02…12:02中沼…12:37上沼12:39…13:02つぶ沼コース分岐…13:25銀明水避難小屋13:45…15:12姥石平分岐…15:26東焼石西分岐…15:42東焼石岳…17:58金明水避難小屋(泊)
【2日目】
金明水避難小屋5:56…8:00経塚山…9:26お坪の松…9:41経塚山水場…12:09経塚山歩道橋…12:17経塚山歩道橋分岐12:21…13:05経塚山分岐13:18…13:45夏油温泉(泊)
コースマップ
記録日:2023/06/22~2023/06/23山行記
1日目(6/22)
天気予報は曇りのち雨、スパッツとレイン装備で登山開始。まずは樹林帯を快適に歩く。登山道には所々に水が流れていて、水の豊かな山だ。苔も美しく、ギンリョウソウが立派。しばらく歩くと中沼に到着。大きな沼で水が透明で水底が見える。お天気だったら色が綺麗だろうなと想像しながら進むと、水辺にお花畑が広がる。コバイケイソウ、チドリ(紫と白)、カラマツソウ、アヤメなどが楽しい。
続く小川沿いの道にもリュウキンカなどの花々が咲き乱れている。上沼を過ぎてしばらくすると小さな雪渓があり、ドーム状の雪渓の下には小さな水芭蕉が沢山咲いていて見事。初めてみる景色だったのでひたすら感激だった。それから、とても立派で綺麗な銀明水避難小屋で休憩(トイレも匂いもなく快適)。
雪渓歩きを楽しんで順調に進むが、このあたりから雨が降り出し、真っ白に。風が強くなってきたので、焼石岳は諦め、東焼石岳に直接向かうことに。
頂上付近のお花畑は、言葉にできないほど見事だったが、強風で飛ばされそうになりながら雨に打たれ、寒いので長くは留まれず「雨ニモマケズ風ニモマケズ」状態。片目で花を楽しみながら、今度は天気の良い時に来るぞ、と決意も新たにしたのだった。
東焼石岳から避難小屋までは、歩く人が少ないため草木の勢いが凄くて登山道が見えない。踏み固められていないから不安定で歩きにくい。更に悪天候(強風と雨)のトリプルパンチで苦戦を強いられる。
細かいアップダウンを繰り返し、赤い屋根が見えた時は着いたと一安心。金明水避難小屋は綺麗で快適だった。水場も豊かでお湯を湧かして作った暖かいごはんが美味しい。
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- JR水沢江刺駅からタクシーに揺られること約1時間で中沼登山口に到着。準備体操を終えて、雨がそぼ降る中、出発の準備を整える
- 道端にはギンリョウソウが群れている
- 目の前が急に明るくなると、中沼が彼方に。一息入れて行動食を腹に入れる
- さあ行くぞ!と逞しい女性陣
- 中沼のほとりはお花畑。彩りはイマイチだが、いろんな花が見えている。写真でもはっきり判るのはコバイケイソウ
- 同じ場面、中沼を入れて。ここから先、道端にいろんな花が出てくる。途端に歩行スピードが遅くなる
- 雪渓の脇には雪解けを待っていた水芭蕉の花が
- 銀明水避難小屋。午後1時半。お腹が空いたなぁ
- 一息入れる。お腹にも入れる
- 雪渓トラバース。傾斜は緩やかだが、滑ったらどこまでも転がり落ちそう。軽アイゼンをつけて慎重に渡る
- 至る所こんな岩ゴロ道。雨に濡れて滑りやすい、歩き難い!
- この程度の雪渓ならアイゼンは不要
- 姥石平に着いた。辺り一面お花畑だが…何も見えないし、時間も押しているので、焼石岳はパスして、東焼石岳方面に向かう
- 強風の中、吹き飛ばされそうになりながら東焼石岳頂上に到着。ここも一面のお花畑。雨と霧と爆風ではじっくりと花を愛でる余裕はない。黙々と進む。白く見えているのはチングルマ。ハクサンイチゲも混じっている。紫はハクサンチドリ
- 金明水避難小屋の水場は小屋から徒歩1分(どういう訳か、小屋の写真は一枚も撮れていない)
2日目(6/23)
4時に起きて、昨日干しておいた装備をチェックするも、乾いておらず乾燥室の有難さを再認識。ま、今日は夏油温泉まで行って温泉三昧だから良いことにしよう。
真っ白だけど、雨も風も止んで良かった。下りは整備された登山道で歩きやすいが、濡れているので油断はできない。でも、昨日よりのんびりお花を楽しんで歩けた。昨日の花と今日の花、同じ花でも色は違うし、大きさも違うので、違いが面白い。アカモノ、ハクサンフウロ、ヤマハハコ、ミヤマハナダイコンって昨日はあったかなと考えながら歩くのは楽しい。
空腹を行動食で埋めて、「アイスが食べたいね」と話していると赤い橋が見えてきた。赤い橋の手前の垂直壁をロープで下り、新品の赤い橋を渡り、少し登ると林道到着。この林道を1時間だらだら歩くと夏油温泉に到着。
いわな焼定食が美味い。とりあえず内湯で汗を流し、明日は全湯制覇するぞー。
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- 出発前に、お世話になった避難小屋を背景に一枚
- ルートを確かめています
- 粘土質の滑りやすい登り道。まるで三浦アルプスの道のよう
- 経塚山手前、賽の河原を行く
- 経塚山へのビクトリーロード。あと一歩!
- 経塚山頂上1,373m
- 記念写真を一枚。記憶に残ります
- 雨に濡れた鮮やかな緑の中を下る
- 一休み
- 赤い橋が見えてきた。この橋を渡るのかな
- 高さ10mはあろうかという岩崖。ホールド(手掛かり)、スタンス(足掛かり)はあるが、雨でよく滑る。ロープも頼りになる
- さっき見えていた夏油橋歩道橋。この橋が再建されるまでは、河原に下りて、渡渉しなければいけなかったそう
- 橋を渡って15分、やっと林道に出た。思わず歓声が沸き起こる
- 普通は林道よりも山道歩きの方が快適なのだが、これまでの悪戦苦闘の泥濘道のことを思うと…
- 林道を歩くこと1時間半で夏油温泉に到着。頭の中は温泉とビールのことだけ
3日目(6/24)
今日はなんと青空だ。温泉三昧スタート。
① 大湯:激熱で右足の足首までで撤退。景色は最高なので、湯のまわりでのんびり。
② 疝気の湯:ぬるめで私好みの適温。川を見ながら寛ぐ。
③ 滝の湯:女性専用なので囲まれている。さらにぬるめでおしゃべりに最適。
④ 真湯:ここは屋根があるが半分は雪で倒壊(川向うの目の湯は全壊して入れず)。
⑤ 内湯は2か所で、内湯のみ洗い場がある。
本日は食べて湯で遊び、呑んで帰る。山と花と温泉とで贅沢な日々だった。
【CL追記】
梅雨の事もあり、数日前から天気予報とにらめっこ。当日は傘マークが減ったものの、山頂の強風予報は消えず、少しの不安を抱えながらの山行となりました。登山口では曇りだったので 一安心して、登山開始。
登山道で多くの花に歓喜しながら進みますが、だんだん天気が怪しくなり、山頂付近で強風と雨に遭遇。焼石岳山頂に行くことを諦め、ひたすら金明水避難小屋へ行くことだけに専念して、一歩一歩慎重に滑らず歩くことを念頭に歩きました。そのため、時間が標準タイムの倍以上掛かり 避難小屋に着いたのは、18時となってしまいましたが、兎も角、無事に、避難小屋に到着して一安心。
2日目も小雨の中、滑る道を慎重に歩く事に専念。久し振りに靴の中までびっしょりの山行となりました。
沢山の花が咲いていたのにゆっくり見ることも写真を撮ることもできず、ちょっと残念な山行となり、ご参加の皆様には申し訳なく思いましたが、それでも楽しかったと言って下さり、その言葉に救われました。
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- ちょっくら温泉巡りツアーに行って来ますわよ
- 露天風呂はどれも川沿いにある。眺めが良い
- これが大湯。激熱です。長く入っていると火傷します。このすぐ傍に普通の温度の風呂もあるのでご安心を
- 夏油温泉から山道を歩いて約20分の国指定天然記念物「天狗の岩(夏油温泉の石灰華)」。普通の岩ではなく、湧き出た湯が沈着して形成されたものだそう。高さ17.6m、下底部の径約25m、頂上部約7m
- 夏油川の清流
- 大湯へはこんな景色を見ながら階段を下りていく
この山行で出会った花たち
花の多い東北の山でも最大級の規模を誇る、と言われる焼石岳周辺の山々。今回の山行でも沢山の花々に出合うことができました。その花々と出会った時の感動を、いささかなりとも共有して頂ければと(文責3331)。
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- ナルコユリ
- ニョイスミレ
- オノエラン(?)
- ミズバショウ
- ?
- ハクサンフウロ
- カラマツソウ
- ヤグルマソウ
- サンカヨウ
- サンカヨウの果実
- ウスユキソウの仲間(?)
- イワベンケイ
- キヌガサソウ_1
- キヌガサソウ_2
- ギンリョウソウ
- タニウツギ
- ツクバネウツギ
- ハクサンチドリ
- シロバナハクサンチドリ
- ヒオウギアヤメ
- ベニバナイチゴ
- ミゾホウズキ
- ミヤマシオガマ
- リュウキンカ
- ウラジロヨウラク
- ガクアジサイ
- キバナノコマノツメ
- コバイケイソウ
- シラネアオイ
- ?
- スダヤクシュ
- チングルマ
- ナナカマド