西伊豆稜線トレイル(ロングトレイル)
山行情報
日時:2024/05/25 天候:曇りのち雨ランク:C-C-11:00 参加:17名
山行担当:CL3523 SL3465, 3452, 3561, 3867
記録担当:文責:3982 写真:3433, 3452, 3523, 3868, 3879
コースタイム
旧天城トンネル北口園地7:30…8:39二本杉峠…9:54ツゲ峠…10:55猫越岳…11:51仁科峠展望台…13:02魂の山…14:51船原峠…15:37伽藍山…16:20達磨山…17:13金冠山…17:41だるま山高原レストハウス 歩行時間:8時間49分
山行記
ゴール地点のだるま山高原ロッジに前泊、翌朝タクシーで天城峠旧道トンネル入口に移動し、7時30分スタート。ひと登りした天城峠からは稜線近くの山腹を辿るほぼフラットな道。二本杉峠でメンバー自己紹介と集合写真の後、引き続き緩く登ります。
スギとアカガシが茂り、苔も蒸す少し幻想的な道を1時間ほど歩くと急登開始。標高が上がるにつれ、ブナやミズナラの中に赤褐色のヒメシャラが加わる明るい新緑の風景に。広い尾根道にはヤマツツジとシャクナゲがあちこちに咲き、様々な鳥がさえずり、ブナの巨木も現れるなど快適に歩けます。
11時、猫越岳に到着。ほどなく樹林帯を抜け笹原に。富士山は雲に隠れるも展望が一気に広がり、稜線や眼下に広がる牧場、遠くに天城山や駿河湾の大パノラマを楽しみながら、仁科峠手前の大岩があるピークで昼食。仁科峠通過後も牧場の脇や笹原をアップダウンする景色の良いコース。魂の山で再び樹林帯に入り、ホトトギスが鳴く杉の森を下ります。
15時、船原峠到着。ここから標高差400m登り返し。車道と登山道を交互に進むと、目指す山頂が前方に見え、もう一汗。16時40分、だるま山到着。眼下に見える戸田の港や右手に望む沼津の街などパノラマを楽しみながらの下山。小達磨山に登り返したところでにわか雨。滑りやすくなったルートを慎重に進み、17時55分、無事だるま山高原ロッジに到着。ハードでしたがバラエティに富んだロングトレイルを堪能できました。
【CL追記】
山行が終わって、もしかしたら「もの好き」なことをやったのではないかと今更ながら思ってしまいました。
このコースは通常1泊2日で歩く行程で、朝、修善寺に到着して歩き始め、宇久須峠あたりの民宿で1泊し、翌朝、ルートに戻ってゴールのだるま山高原ロッジに到着し、その日のうちに帰宅することが充分可能です。それなのに、前泊して翌日全ルートを歩いて後泊、つまり2泊3日を費やしてしまったのです。1日で西伊豆稜線トレイル(正式名称:伊豆山稜線歩道)を歩きたいばかりに、こんなことをやって良いのでしょうか。
でも、クライミングも沢もヤブも似ているところがあるようで、究極的には山を登るという行為そのものが、一般の人から見れば「もの好き」なことなのだろうと思います。だから「まぁいいか」と。もの好きなメンバーと一緒に過ごしたこの3日間は、忘れ難いものとなりました。
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