利尻山(利尻富士)
山行情報
日時:2024/07/04 ~ 2024/07/05 天候:晴れランク:C-C-9:00 参加:5名
山行担当:CL3868 SL3867
記録担当:文責:3755 写真:3868, 3867, 3755, 3934, 3653
コースタイム
利尻北麓野営場5:13…6:50第一見晴台7:05…7:55第二見晴台8:13…8:18長官山8:32…8:42利尻岳山小屋8:54…10:05利尻山山頂10:44…11:46利尻岳山小屋11:57…12:07長官山12:14…12:18第二見晴台12:21…13:05第一見晴台13:10…14:40利尻北麓野営場
山行記
移動日
百名山登頂を始めて30座を超えてきた去年の秋ごろ、利尻山に行かないかとの話が出ました(その前から利尻山は頭にちらついていたのですが)。具体的な計画にすべく、年末からネットで宿を検索して、メールを出して、電話するも、冬場は連絡がつかず、やっとネットで予約できる宿を見つけて、新年1月1日に予約完了。大枠の予定を決めて、次はフライトの手配。それから、半年寝かせて熟成させて…。
いよいよ来ました、稚内。さて、稚内駅には道の駅とセイコーマートがあるから、お昼をここでと思って到着すると、駅前はお祭り。屋台の多さにびっくりしながら、塩焼きを食べて、アイスクリームを食べて、ブルーベリーを食べて大満足。それからフェリーに乗って、利尻富士を見ながら鷲泊港まで。宿のお迎えで宿に着いたのが19時、横浜から一日がかりの大移動でした。明朝は4時45分には出るので、シャワーを浴びて、パッキングして、おやすみなさい。
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山行当日
さあ、朝です。宿の車で登山口(利尻北麓野営場)まで送ってもらって、登山スタートです。しかし利尻山は人気の山ですね。登山口には続々と登山者がやってきます。
先ずは冷たくて甘い甘露泉水(日本名水百選に選ばれた利尻山の雪解け水)を飲んで、しばらくは樹林帯を歩きます。利尻島は花の島でもあるので、お花もチェック。ツルアジサイが大きくて立派です。あまり花は無いな〜、マイズルソウは終わりか、などと考えていると太陽が木々の間を登ってきます。綺麗。そして、お天気がぐんぐんと良くなってきました。多めだった雲も消えていきます。私たちラッキーかも。
利尻島は森林限界が低いので、6合目を過ぎると樹林帯を抜け、素晴らしい景色(360度海)が広がります。眼下には、フェリー乗り場とフェリーがくっきり見えます。透明な海がキラキラしていて、すぐ近くに平べったい礼文島が浮かんでいます。変わる景色を楽しみながら、7合目、8合目(長官山)と進んで行きます。でも、足元は小石のザレ場、滑る赤土、登山者に磨かれた(滑りそうな)大きな石、赤い軽石と、変化に富んでいて油断はできません。足元に注意して、景色を楽しんで、お花も増えてきて、楽しい〜。
9合目を過ぎると、途端にキツイ。辛い。最後に急登はやめて〜。ひたすら無言で登ります。本当に辛い、辛い、そればかり考えていると、突然、目の前にお花畑が。これは天国?利尻固有種の花々が!!!疲れが一気に吹き飛んで、みんな写真、撮りまくりです。誰かに「山頂目指せ〜」、と言われたかもしれないけれど、もう無理。ごめんなさい、写真撮ります。ごめんなさい、下山は頑張るから許して。そうこうしているうちに、アッサリ山頂に到着!!綺麗なお花畑は正義だな、と確信した瞬間でした。
山頂は、風が強くて寒い。あんなに暑かったのが嘘のようです。景色はめちゃくちゃ綺麗だけど、寒くて長居ができません。下山は、また違う目線で景色を楽しみながら、足元に注意して進みます。薄い雲が眼下(利尻山は雲も低いのか)にあって、いろいろな動きをしていて面白かったです。いやー、本当に楽しいお山でした。
そういえば、携帯トイレブースも3箇所あったので、チャレンジしたメンバーもいました。私は全てが汗で飛んでしまって、トイレは使わなかったです。3リットル持って行った水は、全て消費しました。帰って宿の人に聞いたら、この日は今年一番の暑さだったそうです。
シメは、宿に帰ってからの温泉ツアー。この温泉(利尻富士温泉)の水風呂は甘露泉水と同じ冷たさで、入るのは10秒が限界です。水風呂の蛇口からは、飲用可のサービス水付きで、最高の水風呂(サウナーにとっては神的水風呂)でした。ビールはもちろんサッポロクラシックで決まり。また、来るぞ〜、と盛り上がって無事に登山終了です。
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この山行で出会った花たち
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