雑魚川外ノ沢

集水堰上流の最初のナメ滝と深い釜、右岸を高巻く

山行情報

日時:2022/06/17 ~ 2022/06/19 天候:曇り時々晴れ
ランク:D-C-6:00  参加:5名
山行担当:CL2247  SL2860
記録担当:文責:3418 写真:2860,3418

コースタイム

2日目:雑魚川下降点駐車場6:55…雑魚川吊橋7:10…外ノ沢吊橋入渓点7:55-8:05…集水堰8:40…セハチ沢出合9:00-9:15…10m大滝9:45-9:50…3m滝10:30-10:50…曲沢出合11:10…BP11:30

3日目:BP5:40…15m滝下6:00-6:10…5m2段滝下6:40-6:45…BP7:10-7:25…10m大滝上8:10-8:25…集水堰9:30-9:40…外ノ沢吊橋10:00…雑魚川吊橋10:55-11:05…駐車場11:25

(注)BP:ビバークポイント

山行記

はじめに

雑魚川外ノ沢で沢登り。雑魚川(ざこがわ)は奥志賀から苗場山と鳥甲山に挟まれた秘境秋山郷に流れている。切明温泉で前泊して渓中1泊2日。時間があれば釣りタイムのお楽しみ付き山行に参加した。



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2日目

林道の駐車場から雑魚川に下る道はとても整備されていて気持ちいい。森林浴しながらあっという間に雑魚川吊橋に到着。ここから東電巡視路を辿って外ノ沢の吊橋下から入渓。沢の流れは緩やかで、青葉の木々から差し込む木漏れ日の美しい景色に癒される。 

集水堰を過ぎると沢の勢いが増してきた。小滝をへつったり、右岸左岸を行ったり来たり渡渉して楽しい。沢沿いにまだ雪渓の残っているところもあるが水はそれほど冷たくない。大迫力の10m大滝は左岸から高巻きする。小滝の奇麗な滝つぼに魚影が見えるようで休憩時間に釣りタイム。 

曲沢出合の少し上流で狭いが人数分のツエルトが張れる場所を確保出来た。のこぎり持参のCLが笹や草葉を切りテント場を広げてくれた。焚火の準備も整って時間もあるので釣りに出ることに。竿に仕掛けと餌を付けていざ出発!楽しみにしていた渓流釣り。しかし竿を持って沢を登るのは何と難しいことか。CLに手ほどきを受けながら4匹もイワナを釣って大満足。 

焚火を囲んでの夕食にはイワナの刺身、塩焼き、ムニエル、骨酒、沢沿いで採ったフキや根曲り筍も加わって豪華な食事となった。 



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3日目

朝から青空が広がっていたので、荷物をデポしてもう少し沢を登ってみることになった。すぐに現れる15m大滝は右岸から巻いた。その先はいくつもの奇麗なナメ滝が続いている。5m2段の滝が見えたところで引き返す。ここからは沢下りで入渓点を経て駐車場に戻った。 

拠点となった秋山郷切明では河原の温泉で足湯に入ったり、帰り道に小赤沢温泉に立寄りさっぱり汗を流し美味しい郷土料理を食べたりして心身共に充実した山行だった。 

CL追記】 

3日目が1週間前の天気予報では一日中雨で、前々日の予報でも午後から雨で、渓中泊は厳しい状況になると思われたが、幸運にも雨は降らず日差しも出て沢日和となった。沢沿いには必ずしも良いビバークポイントがあるとは限らず、狭かったり、平地が無かったり、虫に刺されるとか、何かと悪い環境の中でも渓中泊を楽しむ工夫が必要となる。また、濡れた衣類を乾かし冷えた体に暖を取るため焚火は必須のアイテムだが、山火事や自然環境保全の観点からできるだけ小規模に、また焚火の後はできるだけ残さないよう心掛けたい。ただ、せっかく焚火をするのであれば酒の肴にイワナが釣れればなお良いと思うのは必然、食べる分だけ自然の恵みをいただくこととした。 



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