椿丸~織戸峠~富士見峠

松田駅前の昭和レトロ、山行番外編

山行情報

日時:2021/05/18 天候:曇り
ランク:C-C-7  参加:9名
山行担当:CL2503 SL3465
記録担当:文責:3623 写真:2503 3465 3623

コースタイム

浅瀬ゲート8:50…11:15椿丸11:40…12:05織戸峠…13:30富士見峠…14:10 P830…15:45浅瀬ゲート

山行記

ヤブ山行椿丸〜織戸峠~富士見峠に行ってきた。連日の雨で開催が危ぶまれたが、善男善女の願いが通じ曇り空だが山行が許された。 

新松田・松田駅の広場には、駅前のマニラ食堂が相変わらず異彩を放っている。以前気になって調べたが、先の戦争がこんな形で結びついたことに驚いたものだった。もう一つの発見は喫茶モンペリエ!店構えといい、メニューの看板の色使いといい、そしてその内容までこれぞ昭和の喫茶店。涙が出そうなくらいの懐かしさだ。思わず引き込まれそうになったが、今日は時間がない、次回この店のためだけに新松田まで来よう。じつは、松田駅から御殿場線に乗るのは初めてのことで、この路線がJR東海の縄張りであることも初めて知った。いやいや、これは駅前探訪ではない、山行記だ。 

谷峨駅から快適なジャンボタクシーに揺られ浅瀬へ到着。そこから川沿いの林道を少し歩くと見落としてしまいそうな登山道が有る。暫く急登を登ると先頭のSLから「ヘビだ!刺激しないように脇を抜けてください」と声がかかる。「マムシじゃないか?」との声も聞こえてきた。行ってみるとなるほどマムシだ。道の真ん中に直径15cm程のきれいな円を作っている。マムシはジャンプして噛むことが有ると聞いていたので距離を取って足早に通り過ぎた。後で気づいたが、写真を取り損なった。このマムシ君連日の雨と、朝霧の中で体温が上がらずお休み中だったと思われる。とすると、ジャンプの心配はないので、あのみごとなトグロ姿を写真に収めるべきだった。 

この日は時々ガスがかかる中、新緑と苔の緑に包まれた幻想的な山歩きを堪能した。2時間入るだけで秘境とも言うべき静かな山塊を歩けるのは幸せなことだ。メンバーとあれこれ読図をしながらの楽しい1日だった。 

【CL追記】 

元々は織戸峠~富士見峠~二本杉峠の3峠を巡る計画だったが、平日のジャンボタクシーは毎定例の仕事が入っているので、山北駅・谷峨駅共に8:30からしか利用できないとのこと2峠巡りになった。雨の日が続いているなかで、奇跡的な雨無しの1日だった。 

ホウノキの花が満開だった。シロヤシオ、アカヤシオは見かけなかった。緑がずいぶん濃くなっていたので、もう少し早い時期の方が、ヤブ山行としてはルートを見つけやすくて良いかもしれない。 



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