乾徳山

いよいよ鳳岩、リーダーの登りをお手本に皆、緊張の面持ち。

山行情報

日時:2022/11/09 天候:晴
ランク:B-B-5:00 参加:19名
山行担当:CL3198 SL3045, 3452, 3561, 3686
記録担当:文責:3771 写真:3452, 3561, 3686, 3331

コースタイム

大平高原駐車場09:17 … 09:28乾徳山登山口(大平高原側)… 10:33月見岩10:42 … 10:45扇平 … 11:19髭剃岩11:41 … 12:20鳳岩12:32 … 12:32乾徳山12:42 … 12:48水ノタル12:49 … 14:33高原ヒュッテ14:36 … 15:12乾徳山登山口(大平高原側) … 15:21大平高原駐車場

コースマップ

山行記

「乾徳山」2031m。バスツアーで訪れた武田信玄の菩提寺「乾徳山恵林寺」。この寺の乾(北西の方角)にあることが「乾徳山」の由来とか。名前に惹かれ登りたい山の一つとなった。鳳岩(おおとり岩)の存在も知らずに・・。 

中央線塩山駅から、総勢193台のタクシーに分乗し大平高原登山口へ。9:20 気持ち良い青空の下、カサカサと乾いた落ち葉を踏みしめながら巻道を進む。1時間ほど登り月見岩で休憩。ススキの草原が広がり頭を出した富士山が見える。そして目指す頂上も。 

ここから先は、奇岩がゴロゴロ「髭剃岩」に「胎内岩」「カミナリ岩」。そして最後に立ちはだかる「鳳岩」。高さ20m垂直の壁だ。 

初めにNリーダーが、足の置き場や身体の持って行き方を教えてくれる。テンポ良く登る姿に「なんか行けるかも」。クサリを掴み勢いよく岩に取り付くも、アレ?次の足はどこ?直ぐに固まった…。上で見守るリーダーの指示が聞こえる。割れ目に足を掛け、身体を持ち上げ、グッと掴んだ2番目のクサリ。登れた!頂上だ‼︎  安堵感と高揚感が入り交じる。上から見下ろす鳳岩。これ1人じゃ登れないよ、みろくの先輩たちは本当に心強くてカッコいい。 

頂上からは、奥秩父の山塊と遠くには南アルプス。下には紅葉した木々が山を染めている。山頂でお昼を済ませ、12:30 ザレ場の続く急な道を下って行く。途中、白樺林の美しい高原ヒュッテでトイレ休憩。

15:00 無事に登山口にゴール。西陽を浴びたススキがきらきら、さわさわ「おかえり」と、囁いているようだった。 

 

CL追記】 

奇岩岩場の登りがある乾徳山は、日本アルプスを目指す岩稜歩きのトレーニングの場として人気のある山です。また林、草原もあり山頂からは360度の展望も期待され、変化に富んだ歩きができます。 

日帰りで行ける山ですが、標高2031m。春先に組織部夏山トレーニング山行として計画した際は、季節外れの雪のため登山道が凍結し、中止としました。県警の方によれば、山梨県では遭難が最も多い山とのこと。日程の設定が甘かったと反省し、再設定。 

大人数での岩登りとなりました。各リーダーはじめ参加者一人ひとりが緊張感をもって臨んでくれたことで、ケガもなく参加者全員が登頂皆さんの笑顔に感謝いたします。 



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