畦ヶ丸~菰釣山

富士山と山中湖 絶景!

山行情報

日時:2022/11/15 ~ 2022/11/16 天候:1日目:雨のち曇り、2日目:晴れ
ランク:C-C-6:30 参加:6名
山行担当:CL3561 SL3465, 3060
記録担当:文責:3785 写真:3561, 3060, 3559

コースタイム

1日目: 大滝橋バス停 8:30 … 9:49一軒屋避難小屋 … 11:35畦ヶ丸避難小屋 … 12:52大界木山 … 13:17城ヶ尾山 … 14:07ブナ沢ノ頭 … 14:22菰釣山避難小屋
2日目: 菰釣避難小屋 6:10 … 6:37菰釣山 … 8:24石保土山 … 9:00大棚ノ頭 … 9:50富士岬平 … 10:11高指山 … 11:28鉄砲木ノ頭 … 11:41三国峠

コースマップ

記録日:2022/11/15~2022/11/16
合計距離: 23162 m
最高点の標高: 1356 m
最低点の標高: 463 m

山行記

1日目

初めての避難小屋泊だ。メンバーは6人。私以外は山の経験豊富な人ばかりだった。わずかに雨を感じる中、西丹沢の大滝橋から畦ヶ丸まで先頭を交代して登る。泊まる避難小屋に水場はなく、リュックの重さはテント泊の時の17kgを超える。歩き始めはゆっくりだが雨具を着ると熱い。一軒屋避難小屋で小休憩と着替えをする。スタートから3時間ほど登り、やっと畦ヶ丸避難小屋に到着した。ここで昼食をとった。身体が冷えてきていたので、避難小屋を使えてありがたかった。

畦ヶ丸から菰釣山まではアップダウンが続く。畦ヶ丸から先頭を歩いたが、濡れた丸太に足を乗せて転んでしまった。さいわい手と膝に泥がついただけだったが、ここでSLが先頭を歩くことになった。脚力があるSLは登りも下りも速い。頑張ってついて行ったが、気を緩めると途端に差が広がる。菰釣山避難小屋までずっとSLが先頭だったが、なんとかついていくことができた。こんな重さで速く歩くのは初めてで良いトレーニングになった。他の参加者もこのスピードに満足したようだ。

2時半頃菰釣山避難小屋に到着し、明るいうちから寝床の準備をして防寒着を着てヘッデンを首に着ける。外観より中は小綺麗で6人にはちょうどいいスペースだった。各自食事を準備し、山行歴などを話した。私は1年半前に入会。それ以前は登山の経験がなく、参加者の話に夢が膨らんだ。小屋の中は心配していたほど寒くはなく、21時半にシュラフに潜り込む。



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2日目

4時半前に起床。シュラフなどを片付けて朝食の準備。準備と言っても今回食事は個人食で、お湯を加えて食べるものと指示があったのでお湯を沸かすだけ。私は夕食、朝食ともドライフーズのお粥2個と味噌汁、それに小さなチキンラーメン。出発しようと避難小屋の裏木戸を開けると朝焼けが出ている。今日は快晴だ。

まずは菰釣山に登る。頂上からは雲一つない富士山と山中湖を眺めることができた。CLは初日の天気予報から実施を迷っていたそうだが、この景色を見て実施してくれたことを感謝した。2日目もブナ林の小さなピークが何度も続く。昨夜水分などを消費してザックが少し軽くなり、先頭を交代しながら快調に進む。高指山からも富士山と山中湖を一望できた。このパノラマにみな見入ってしまう。みろくのHPの富士山の写真はここからのものかもしれないとSLが言った。きついルートではあったが、ところどころで富士山を拝みながら予定より早く三国峠に到着。予約したタクシーで駿河小山駅に出て解散。

これまで避難小屋は休憩でしか使ったことがなく、泊まるのは初めてで記憶に残る山行となった。宿泊は本来の使い方ではないかもしれないが、丹沢は基本的にテント泊禁止で、避難小屋がなければ今回の甲相国境尾根縦走は出来なかった。今回の3つの避難小屋に感謝! そして同行のメンバーと、心配された天気でも2日目の好天を見越して決行してくれたCLに心から感謝!



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CL追記

1日目の天気予報が芳しくなく、実施を躊躇っていたが、2日目の好天を信じて実施することとした。山行記筆者が避難小屋宿泊は初めてとあるが、私にとっても初めての避難小屋は2年前の菰釣山避難小屋であった。懐かしさがこみ上げるなか健脚者揃いのパーティは順調に歩みを進め、富士山と山中湖の絶景を楽しんだ。