丹沢表尾根~主稜(週末縦走)
山行情報
日時:2023/11/04 ~ 2023/11/05 天候:晴れ/曇り・霧ランク:B-C-6:30 参加:19名
山行担当:CL3840 SL3597, 3169, 3564
記録担当:文責:3521, 3982 写真:3840, 3169, 3564
コースタイム
1日目
ヤビツ峠BS8:30...10:08三ノ塔...11:34正次郎ノ頭...12:37新大日...13:09塔ノ岳...14:45丹沢山/みやま山荘(泊)
2日目
みやま山荘6:38...8:07蛭ヶ岳...9:44臼ヶ岳...11:37檜洞丸...14:54西丹沢VC
コースマップ
記録日:2023/11/04~2023/11/05最高点の標高: 1668 m
最低点の標高: 547 m
山行記
1日目
当日、秦野駅前のヤビツ峠行きバス乗り場は既に長蛇の列で、最終的には臨時便含め11便になったらしい。ヤビツ峠に無事19名が集合して登山口である富士見橋前に移動し、自己紹介、リーダ-の説明、体操後8時半、丹沢で最も過酷な縦走路と言われてるらしい丹沢主稜縦走スタ-ト。
蛭ヶ岳分岐から姫次、焼山方面が主脈、檜洞丸方面が主稜らしい。SLのHさんと4年前にご一緒だった日帰り主脈山行の際は私の会員番号が一番新しかったが、今回はHさんの次に古い番号だ。やはり廻りを見渡すと納得できる面々で不安がよぎる。
雑木林を抜け、二ノ塔、三ノ塔、烏尾山と進むにつれ、富士山、これから目指す山々、尊仏山荘、蛭ヶ岳山荘、表尾根等々が微妙に角度を変えながら楽しませてくれる。晩秋とはほど遠い夏のような暑さに、汗が止まらない。時々吹き上がってくる風と足元のリンドウに癒されながら歩く。
書策小屋跡地で昼食後、大日岳を経て皆が馴染みの塔ノ岳で集合写真。その後、今日の最終地点である丹沢山に向かうも、疲れのせいかやけに遠く感じる。ほぼ予定通り百名山である丹沢山に到着。みやま山荘前は貸切状態で夕食迄たっぷりの時間、懇親会。和やかに楽しいひとときを過ごした。富士山と沈む太陽の絶景を眺めてから夕食。
今回は残念ながら人気の焼肉でなく肉炒めだった。夜には水道は水切れで使用不可に‼夕食後、私は明日のタフなコースに備え早めに就寝した。 【文責:3521】
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2日目
塔ノ岳には月例会等で訪れたことはありますが、その先、丹沢山や蛭ヶ岳、檜洞丸方面は今回が初めてで、とても楽しみにしておりました。
1日目、丹沢山頂(1,567m)到着後の有志懇親会で頂いた美味しいにごり酒の余韻を残しつつ、2日目の今日、6時40分みやま山荘を2班構成でスタート。ガスがかかり眺望はありませんが、熊笹の中、気持ちのいい尾根歩きとなり、不動ノ峰、棚沢ノ頭、鬼ガ岩と、いくつかのピークを越えていきます。8時20分に最高峰・蛭ヶ岳(1,673m)に到着。ここからがこのルートの山場、檜洞丸までの起伏の激しい尾根歩きになります。
標高差約300mの、急で長い下りを抜け、ここからはしばらく登り返し。雲の合間から垣間見える熊木沢源流の紅葉を楽しみつつ、ひと汗かきながら臼ヶ岳への分岐まで来ました。
休憩後また一気に急坂を下り、神ノ川乗越(1,250m)を通過。ここからまた幾つものピークを越えて行きます。このあたりのルートは、表尾根や大倉尾根などの風景と全く異なり、杉などの植林が全くなく、幽静なるブナ林の中にカエデの紅葉がところどころに見えている、気持ち良く歩くことができる風景です。すれ違う人もほとんどなく、東丹沢しか知らなかった私にとっては、同じ丹沢でも全く違う新鮮な印象、別世界感を楽しむことができました。金山谷乗越で小休止ののち、檜洞丸までの急登です。くたびれた脚で喘ぎながら歩を進め、11時40分に檜洞丸山頂(1,601m)に到着。蛭ヶ岳から檜洞丸までの主稜尾根を無事完走できました。
昼食後、西丹沢への下山路・つつじ新道に入り、一気に林の中をゴーラ沢出合までひたすら下った後は山腹の道を辿り、14時50分、無事西丹沢ビジターセンター(543m)に到着できました。解散後、バスと電車を乗り継いだ新松田で、有志反省会に参加させていただきました。
念願叶って、もう一つの丹沢に出会うことができました。今後も西丹沢トレッキングを楽しみたいと思います。CL、SLの皆様、そして同行の皆様に改めて深く感謝いたします。【文責:3982】
【CL追記】
会山行としてありそうでなかなかない、それが今回のコースだ。今年リーダーになったが、その前から初CLの歩きはこれと決めていた。いつもお世話になっている丹沢の山を仲間と歩きたかったからだ。
今回の山行には、私の心配をよそに普段一緒に歩いている仲間や入会同期はじめ、多くの方が申し込んで下さった。新しい仲間との出会いもあり、紅葉が盛りの丹沢縦走は実によかった。みやま山荘のご飯も抜群。山荘での語らいも良いひとときとなった。それもこれもSLはじめ一緒に歩いてくださった皆さんのご支援あってこそ。今回も仲間に感謝だ。そして来年も同じ山行を出してみようかなと山行を終えて思った次第。
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