菰釣山~三国峠
山行情報
日時:2020/11/19 ~ 2020/11/20 天候:1日目 晴れ、 2日目 小雨時々曇りランク:B-B-6:15 参加:5名
山行担当:CL3465
記録担当:文責:3198 写真:3465
コースタイム
1日目 大滝バス停8:35→9:17マスキ嵐沢標識9:17→9:59一軒避難小屋10:01→10:40大滝峠上10:47→11:32畦が丸避難小屋12:04→12:21モロクボ沢ノ頭12:21→13:07大界木山13:07→13:36城ヶ尾山13:37→14:32ブナ沢ノ頭14:33→14:51菰釣避難小屋
2日目 菰釣避難小屋6:02→6:27菰釣山6:34→7:16油沢の頭7:17→8:50大棚ノ頭8:50→9:42富士岬平9:43→9:56高指山9:57→10:18切通峠10:19→11:05鉄砲木ノ頭11:05→11:30三国峠
コースマップ
山行記
昨年、2020年で思い出に残る山行をご紹介します。
秋も深まった11月中旬、西丹沢の畦が丸から西へ、一泊二日で甲相国境尾根を三国峠まで、約23kmを縦走した。泊地は菰釣避難小屋。メンバーのうち女性3人は初めての避難小屋泊をとても楽しみにしていた。途中高指山までは東海自然歩道に重なる道だ。
1日目 大滝バス停を8:35に出発。沢音を聞きながら何度も渡渉し、山肌を巻きながら穏やかな登山道を行く。まだ少し紅葉が残っていて、朝日に透けて美しい。一軒避難小屋を経て大滝峠上から尾根を歩き畦が丸避難小屋に。新築の小屋で昼食をとる。次回はここに泊まりたいね、と広くてピカピカのトイレに感動しながら話し合う。今日泊まる菰釣避難小屋にはトイレがないのだ。
山頂にピストンしたのち縦走路へ。モロクボ沢ノ頭まで下ると甲相国境尾根に合流。やせた尾根やブナ林のなかにつづく落ち葉の積もった稜線を大界木山、城が尾山、ブナ沢の頭等々幾つものピークと峠を越えて進む。まさに甲相国境だ。アップダウンの繰り返しに苦しめられながらも、気持ちの良い稜線歩きを楽しんだ。14:50今日の目的地菰釣避難小屋に到着。深い山の奥へ入ってきた。小屋は登山道脇に木々に囲まれ立っている。運よく今夜は我々5人の貸し切りのようだ。リーダーお二人にいろいろ教えてもらいながら湯を沸かして夕食となる。今年はコロナ禍で思うように山に行けない日々が続いたが、この日このメンバーで山行を実施できたことを皆喜んだ。計画してくれたリーダーに感謝し、参加してくれた仲間に感謝する。板の間にシュラフを広げ、風の音や木枝の軋む音を聞きながら過ごす初避難小屋の夜。明日は雨予報だが、夜空には星がきれいだった。
2日目 日の出前6:02、菰釣山に向けて出発。辺りは霧に包まれ小雨も降り出した。山頂に着くとちょうど雨が上がり一瞬雲が切れて富士山が見えた。日が昇り、雲が赤く染まっている。今日もアップダウンを繰り返しながら、あの富士山に向かって進んで行く。お天気が回復してきた。山頂を越えてしばらく行くと稜線が少し南方向に向き、振り返ると菰釣山が後ろに離れていく。名残惜しい。油沢の頭、石保土山、大棚ノ頭を越えて富士岬平へ。この辺りから周囲が開けススキの原と冬枯れの山々が遠くに見える。富士山と山中湖に向かって一直線に歩く。周囲の林に赤く、まゆみという木の実が目立って綺麗だった。高指山も越えたけれど、歩いても歩いても、次の登りが待っている。時折また雨。帰宅後、越えたピークを地図で数えたら18,峠は6だった。鉄砲木ノ頭を越えると三国峠、雨に濡れたザックをおろしほっとする。あしがらの湯で温まり帰途についた。
コースタイム:1日目6:13、2日目5:24
歩行距離 23.1㎞
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