屋久島・宮之浦岳

山行情報

日時:3月30日~4月3日 天候:曇り一時雪 ランク:B-C-8:00 参加10名
山行担当:CL 2535 SL 3131 記録担当:2535 写真:2535、 3131、 3304  文責:3304

コースタイム

1日目

白谷広場7:25…9:39白谷山荘09:43…11:00楠川分れ11:08…12:16大株歩道入口12:35…12:58ウイルソン株13:12…14:42縄文杉14:54…16:19新高塚小屋

2日目

新高塚小屋6:27…8:31平石8:55…10:33宮之浦岳10:42…11:11栗生岳11:15…13:20投石の岩屋13:34…16:20石塚小屋

3日目

石塚小屋7:29…8:35標高1,586m 8:40…9:45標高1,599m 9:50…10:45花之江河渡渉点10:50…11:36大和杉11:57…15:20ヤクスギランド

山行記

まだ 登山を本格的に始める前に屋久島に毎年、訪れていた時期があった。その時、いつか宮之浦岳縦走を行きたいと思っていたので、今回の屋久島・宮之浦岳縦走は、とても楽しみにしていた山行でした。

屋久島は「月に35日雨が降る」と言われているので雨は覚悟してたんだけど、まさか 雪になるとは… 
4月だと言うのに寒い。
地元のタクシーの運転士さんも4月になるのに、こんなに寒いのは、初めてだと話していた。

1日目の白谷雲水狭から新高塚小屋までは、樹林帯歩き。
心配していた雨も降らず、快調な歩きである。
途中、ウイルソン株や誰もいない縄文杉みて、歓声あげたりと屋久島の自然を堪能する。 

2日目の朝に、目が覚めると外は真っ白な世界になっていた。夜に雪が降ったのだ、霧で展望は望めず。

尾根に出ると横風が、宮之浦岳山頂に向かう斜面ルートでは、木道階段で下から吹き上げる強風にあおられる。
リーダーの一声で、四つん這いになり、登る。飛ばされるのではと、必死につかまり耐える。
風の恐怖は雪山でも経験した事があるが本当に怖かった。
宮之浦岳の山頂では、寒さもあり集合写真を撮り、本日、泊まる予定の石塚小屋に向けて下山開始する。

その途中、草原の中に大きな巨岩が沢山、点在している景色を楽しみにしていたのだが、残念ながら、霧で全く見る事が出来ず。標高が下がるに従い、晴れてくる。青空と霧氷の景色に感動する。

3日目 寒くてほとんど眠れない夜を過ごしての出発となった。
睡眠不足と疲れとで、思うように足が進まない。みんなで声を掛け合い歩くが、登ったり、下ったりの連続の道が続く。そうして、やっと、大和杉のある場所着く。皆、感嘆の声を上げる。

大和杉は縄文杉の次に古い屋久杉と言われている。
地元の人から、柵に囲われた縄文杉よりも、大和杉の方がお勧め、見る価値があると何回か言われた事があるのだが、なるほど、柵もなく、すぐ傍まで行けて感動する。大和杉からは 道も歩きやすくなりヤクスギランドに抜けて到着。

雨の屋久島なのに山では一度も雨には降られず、4月に雪と霧と強風というあまりない経験ができた山行でした。