妙義山・相馬岳北稜(プチバリ)
山行情報
日時:2022/11/13 天候:晴れのち曇りランク:D 参加:5名
山行担当:CL3632 SL3730
記録担当:文責:3653 写真:3632, 3730, 3653
コースタイム
旧国民宿舎05:15 … 北稜取付き05:45 … P6 07:40 … P7 08:40 … P12 10:05 … 千人窟10:40 … 相馬岳11:55 … 覗き岩12:10 … 14:05旧国民宿舎
山行記
前日に旧国民宿舎の裏妙義駐車場まで行ってテント泊をします。夕食には、はんぺんが鍋からあふれる程てんこ盛りのおでんを食べて、温まって、よく眠ることができました。
翌日は夕方から雨予報ということもあり、朝5時に出発。暗い中、ヘッドランプをつけて道路を40分ほど歩くと、バリエーションルートの登山口に着きます。登り始めはいきなりの急登。木の根や岩をつかんで、急傾斜の山肌を登っていると、夜が明けてきました。朝日を浴びて赤く染まった紅葉の妙義山は絶景。裏妙義の稜線に丁須ノ頭も見えました。
1時間ほど尾根沿いを歩いていくと崖の上に出ます。踏み跡を辿りながら慎重に降り口を探すと、カラビナとスリングがついた降下点があり、そこから懸垂下降。その先もアップダウンを何回か繰り返して行くと、頭上に鎖がかかっている岩の壁が目の前に立ちはだかります。先輩にリードで登って頂き、私はアッセンダーで安全確保をしながら岩登り…でも、岩も反っているし、体も重いし(!)で、なかなか登れずに四苦八苦。こうかな、ああかなと足の位置と手の位置を探って、ようやく登ることができました。
岩場を登りきって、少し歩くと仙人窟に到着。その後、カニのはさみのような「はさみ岩」の真下を通り過ぎ、1時間ほど急斜面を登って、ふくらはぎが疲れてきたな〜、長いな〜と思っていると相馬岳の山頂に着きました。ここでランチをとってエネルギー補給をしてから、旧国民宿舎へと下山します。
帰り道は破線ルートなので、登山道といえどもなかなかハード。滑り落ちそうになるのをこらえながら急斜面を下り、連続する鎖を掴んで崖の上を進みます。先輩方は下りの歩きが早くて、さすがだなーと思いつつ、必死についていくこと2時間。ようやくスタート地点の旧国民宿舎に到着しました。
心配した雨に降られることなく、紅葉も岩登りも楽しめた、エキサイティングな相馬岳北稜でした。妙義山は他にもバリエーションルートがあるそうなので、また来たい!と思いました。
【CL追記】
雨の心配をしていましたが、予報よりも天気が良く行動中には雨に降られずに済みました。ルートファインディングで踏み跡を探しながら歩き、クライミングや懸垂下降もある変化に富んだ楽しいルートでした。
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