志賀高原スキー
山行情報
日時:2023/01/14 ~ 2023/01/16 天候:晴れ、晴れ→曇、雪ランク:スキー 参加:18名
山行担当:CL3205 SL3155、3509、3637
記録担当:文責:①3868、②3802、③3890 写真:3205、3155、3637、3868他 ビデオ:(撮影)3205、3868、(編集)3155
山行記
1日目
バスは雪解け水をはねながら、志賀高原の山道を疾走していた。1月としては異例に気温が高くなった14日。志賀高原スキー山行の初日だ。バスがチェーンを履かなかったので予定より早くホテルこだまに到着。さっさと昼飯を済まし、リーダーを含む参加者18人は薄曇りのゲレンデへ飛び出した。
この時期の志賀高原は、木々に霧氷が付き、真っ白な山と晴れていれば真っ青な空のコントラストが素晴らしいが、今日は道路に雪はなく、木々もそのものの姿を見せており、まるで春スキーの様相だ。
それでも、さすがは志賀高原(個人的に本州で最高の雪質と思っている)。心配された雪質もそれほど悪くなく、時折青空が見える風がない穏やかな天候は、シーズン初の肩慣らしにはちょうど良い具合であった。宿のある一の瀬ゲレンデを滑ったあと、焼額山までちょっとだけ足を伸ばした。
一の瀬ゲレンデに戻って「もっと滑りたい」の声に応じていただいたリーダーに感謝し、1日めを終えた。
参加者の中には四半世紀ぶりのスキーという方もいらっしゃった。自分は5年ぶりのスキーでそれほどブランクがあると思わなかったが、先輩方のスキー技術の高さに感動、なぜかユーミンの「Blizzard,oh! Blizzard」が頭の中でリフレインしていた。
宿に戻り、温かいお風呂とボリュームのある夕飯でスタミナ回復!軽めの反省会で親睦を深めた。翌日を楽しみに早めに眠りについた。
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2日目
15年ぶりのスキー。そしてみろくで初めての泊まり山行。不安もありましたが、昨年山行で知り合ったUさんのお誘いで参加を決めました。
今日、2日目の滑り出しは風もなく快晴。今朝は恐れていた昨日半日の滑りからくる筋肉痛もなく、日頃の山行のたまものかと思うと余計に嬉しくなりテンションMAXでのスタートです。
昨晩はみんなで御神酒で(笑)雪乞いしたにも関わらず残念ながら雪は積もらず。滑り出しのゲレンデのコンディションはあまり良くなく、ゴンドラに乗って焼額山に登ってからの1本目はしっかりと圧雪されたアイスバーン。さながら“ギザギザポテト”!! まだ今日の滑り出し、足慣らしの状態だったので、おっかなびっくり。
でも日曜日なのにゲレンデは空いていて、リターンスキーヤーとしてはラッキーでした。太陽のおかげでビューポイントでは雲海も見られて、みんなで写真撮影。
景観をひとしきり楽しんだ後、焼額山頂ゴンドラを乗り継いで奥志賀を楽しみます。プリンスホテルの隣のレストハウスで昼休憩をとって、高天ケ原スキー場を通り抜けジャイアントコース(実は、迂回コース💦)を制覇。しかし午前中はあんなにいいお天気だったのにお昼辺りから次第に曇り始め、気づいたらホワイトアウト状態に突入していました。みろくの仲間を見つけるのも大変な状態の中、それでも時間を惜しむように滑ります。
視界の悪さ、ところどころ出没するアイスバーン、足の疲れ…。悪条件が重なって、徐々に怖さが頭をもたげ始めます。気づいたらフォームはバラバラ、転倒の連続…。メンタルも少しずつやられてきて滑りが乱れ始めました。それでも皆さんに励まされながらなんとか無事に宿までたどり着いた時には心からホッとしました。日曜日の夜で宿も空いていて、ゆっくりお風呂に入って疲れた体を癒すことができ、体力気力とも復活です!! 夕食もみんなと美味しく楽しくいただき、食後は部屋で女子トークしながら眠りについた2日目でした。
志賀高原はとても広くて、リフトも四方八方に拡がっています。もしも個人で行ったら、コース全体が把握できなくてとても全コースを制覇する事は難しいと思うのですが、CL、SLのルートセッティングのおかげで様々なコースを楽しめ、本当に良い経験ができました。
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3日目
あっという間に最終日の朝を迎えた。
6時に起きてそっとお布団を抜け出し、フロントフロアに降りて宿の玄関から外の様子をうかがう。まだ、外は明け方の様相でほの暗い中に小雪が舞い踊っている。昨日の午後から降り始めた雪が期待通り一晩中、降り続けてくれたのではないか、私たちの最終日のために!!と雪質への期待が膨らむ。
昨日と同じく7時30分から朝食。窓外に目をやると、雪はまだ静かに降り続けている。さすがにそろそろ太陽の姿が見たくなってくる…。食事後、部屋に戻って準備を整え、チェックアウトに向けて荷物をまとめ、宿が用意してくれた別フロアの部屋に荷物を運ぶ。
8時45分に集合してゲレンデに。まだ雪は降り続いている。足元はキュッキュッ。今回で一番いい雪だ!!!各自で準備運動をして、いつものリフトを乗り継いで焼額山へ。昨日まで広葉樹の葉の緑色が勝ち誇っていたリフトからの景色が今朝は一変。なんとも清らかな雪景色に染まっている。樹木の枝に、葉に、雪が張り付いたり、乗っかったり、寄り添ったりしている。これぞ雪山の絵。
気温は少し低く感じる。でも、雪質の良さがそれに勝るしあわせを届けてくれる。今日も昨日と同じく、全員で滑る。今日は月曜日。スキーヤーの姿は初日の土曜日・昨日の日曜日にもましてまばらで、目立つ団体は私たちのみだ。ゴンドラの待ち時間もなくてとてもありがたいのだけれど、スキー場がこれでやっていけるのかしらん、と不安を覚えるほど。去年も参加された先輩方が口々にいいコース、と言われていた寺子屋コースはクローズド。スキーヤーの数が少ないからリフトを減便しているのではないか、との憶測すら頭に浮かぶ。
本日のメインコースは「焼額山オリンピックコース」。昨日からの降りで雪も貼りついてくれているようだし、志賀高原の名物コースの一つだからみんなで滑ろう、ということでチャレンジ。三日目とあって、みんな油(?)も乗ってきてそれなりに全員、一本目を気持ちよくこなす。「もう一本!!!」という声まで飛び出し、リズムよく再チャレンジ。間違いなく最終日、みんなの滑りの波長がとっても感じよく共鳴している。山をみんなで一緒に楽しんでいる感覚がしっかりと感じられる。
ランチタイムを経て数本滑る。名残惜しいのだけれど、いよいよ宿に戻る時間が近づいてきた。と、ずっと曇っていた空から一筋の陽。太陽が一瞬、顔を出してくれた。陽光が照らし出す雪が乗っかった樹々のなんと美しいこと。この中で最後の一本。
頭の中で「蛍の光」を口ずさみながら、山に、ご一緒させていただいたみなさまにありがとう、と言いながら宿を目指す。
【CL追記】
初日は「4月並みの暖気」との天気予報でとにかく「雨は勘弁!!」と臨んだゲレンデだったが、幸運にも予想以上の好条件。 3日目にはしっかり新雪も堪能。初めて会のスキー山行に参加された方も多かったが、足(スキー?)もそろって、皆で楽しい志賀高原を堪能した!!
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