達磨山・大瀬崎(自然観察・巨木林)

アセビのトンネルを歩く

山行情報

日時:2023/02/25 天候:曇り
ランク:A-A-3:00 参加:21名
山行担当:CL3389 SL2952, 3428, 3012
記録担当:文責:3891 写真:3389, 2952

コースタイム

達磨山南側駐車場10:15 … 10:40達磨山10:45 … 11:20小達磨山 … 11:50戸田峠 … 12:00金冠山下12:25 … 12:35戸田峠12:40(バス)― 13:25大瀬崎駐車場13:30 … 13:45大瀬神社 … 15:05大瀬崎駐車場

山行記

海老名7時、貸し切りバスで出発。参加者21名。足柄SAとだるま山高原レストハウスで休憩後、達磨山南側登山口で下車。ストレッチ後、サラサドウダンの巨木や本つげの木を見つけながらすず竹の道を通り、一等三角点のある頂上へ。CLから、山の高さに関係無く一等三角点が有るとの説明を聞き、一つ知識が増えました。 

休憩後、小達磨山へ。山頂の展望はありませんが、アセビのトンネルは気持ちをリフレッシュさせてくれる素敵な空間でした。蕾は、先端がマッチ棒のような、線香花火のような可愛い形。階段と登山道はとても整備されていましたが、少しぬかるんで滑りやすい所があったので慎重に。高い樹木が少ないのでまわりの山々や海を見渡せ、晴れていれば、横山大観らに「日本一の富士山展望地は達磨山」と言わしめた達磨山。今回は残念ながらその眺望を見ることはできませんでした。でもこの後、それを忘れさせてくれる素晴らしい景色に出逢うことに。 

予定の金冠山へ向かいますが頂上まで行かず途中で昼食。戸田峠まで戻りバスで大瀬崎駐車場まで移動。可愛いセンダンの実がたわわになり、見事でした。大瀬神社の鳥居をくぐり、伊豆の七不思議の一つ、パワースポット大瀬の神池へ。その後、数々のビャクシンの巨木を観察しながら進むと、推定樹齢1500年周長7mの御神木が私たちを迎えてくれました。ビャクシン樹木の森は、国の天然記念物に指定されており、130本余りが自生し樹齢が1000年を超えるものもあり、どの木からも神々しいパワーが伝わってきて圧巻! 

大瀬神社を参拝後、駐車場へ向かう途中で、グミのような真っ赤な梅干しのような、ウメボシイソギンチャクを発見。潮が引いている時に触手をすぼめ丸まっている形がその名の通り梅干しのよう。石の影にいくつも見受けられ、初めて見るウメボシイソギンチャクに思わず撮影。 

バスに戻り帰路へ。足柄SAで休憩後、渋滞していましたが18時30分頃無事海老名に到着。今回は、残念ながら富士山は見られませんでしたが、ビャクシン巨木に大感動の山行でした。

 

【CL追記】 

2年前から計画した「達磨山・大瀬崎」山行、一昨年は雨で中止、昨年はコロナ感染拡大で中止、今回やっと実施できました。天気が良ければ達磨山から駿河湾をはさんで素晴らしい富士山が見えるのですが、残念ながら今回は雲が多く姿を現してくれませんでした。しかし大瀬崎の天然記念物になっているビャクシン巨木林は初めて見る方も多かったので、自然がつくった造形美に感動していただけたようです。 



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