小金沢連嶺~大菩薩嶺

白谷ノ丸への登り

山行情報

日時:2023/06/24 天候:曇り
ランク:B-B-7:00 参加:14名
山行担当:CL3023 SL3131, 3253, 3433
記録担当:文責:3904 写真:3023, 3689, 3904

コースタイム

湯ノ沢峠9:15…10:00白谷ノ丸…10:25黒岳…11:40牛奥ノ雁ヶ腹摺山…12:45小金沢山…14:00石丸峠 …14:40大菩薩峠…15:40大菩薩嶺…16:45福ちゃん荘

コースマップ

記録日:2023/06/24
合計距離: 10883 m
最高点の標高: 2034 m
最低点の標高: 1648 m

山行記

大菩薩嶺や滝子山には行ったことがあるが、その間のハマイバ丸や小金沢山はアクセスが悪く、なかなか行けなかったところである。今回の山行は、未知のルートが約半分含まれるので、「いったいどんなところなんだろう?」と期待して参加した。 

甲斐大和駅からタクシーに分乗し、45分くらいで湯ノ沢峠に到着。高度が1,650mほどあり、やや涼しい。梅雨の時期で雨が続いたが、足場はそれほど悪くない。急登を登ってゆくと白谷ノ丸で眺望が開けたが、遠くの山は見えない。小金沢連嶺ということで、これ以降、黒岳、川胡桃沢ノ頭、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山と2,000m弱の高度でのアップダウンが続く。日本で最も長い名前の山としても知られている牛奥ノ雁ヶ腹摺山で昼食をとる。この山と小金沢山が大月市の秀麗富嶽十二景の二番に指定されているが、曇り空で残念ながら富士山をはじめ眺望は望めず、下界の甲府盆地がうっすらと見える程度であった。 

途中で何回も鹿に出会った。全く人間を怖がる様子がなく、すぐそばまで近づいてきた。我々が急登を苦労して登っているのに、23秒で30mくらい山を駆け上がる。「あー、鹿のあの足が欲しい!」 

小金沢山からの下りが、今回のルートで最も注意を要するとのこと。岩稜に木の根が絡みついており、非常に滑りやすい。ゆっくりと慎重に下った。 やがて石丸峠の、雰囲気を感じさせる笹原に出て、牛ノ寝通りへの分岐を分けた。牛ノ寝通りは小菅村に通じるコース。昨年行ったところで、個人的に懐かしい。その後は熊沢山、大菩薩峠、雷岩へと勝手知ったるルートを進む。眺望のない大菩薩嶺には、参加者の半分程度の方が足を延ばした。ゴールの福ちゃん荘に着くと、予約してあったタクシーが待っており、45分くらいで塩山駅に到着した。 

梅雨時期の山行であったが、雨に降られることもなくロングコースを無事に歩き通すことができ、満足度の高い山行だった。次は、残りの未知のルートである滝子山から湯ノ丸峠を歩いてみたい。 

【CL追記】 

朝の八王子行きの横浜線、町田を過ぎて急ブレーキにて停車。線路に人が立ち入ったとのアナウンスで、そのまま25分ぐらい停車。これはやばいと心配、案の定4~5人から間に合わないかもとの電話あり。大勢遅れたら40分ぐらいスタートを遅らせようかと思っていたが、みんな指定の電車に乗れたとの連絡あり、ほっとする。やはり何があるかわからないので余裕をもって、電車1本前に乗ることを心掛ける必要があるとつくづく感じた。 

山は梅雨時とあって雲が沸いて富士山、南アルプスの周りの山々の遠望は望めなかったが、この連峰の雰囲気がわかる良い山行だったと思う。



写真をクリックするとスライドショーになります。