剱岳源次郎尾根
山行情報
日時:8月3日(金)~5日(日) 天候:晴れ ランク:D-D-11:00 参加6名
山行担当:CL2247 SL1758
記録担当:記録2247 文責2751 写真3224・2751 作成2751
コースタイム
3日(金)
室堂BT 9:25…10:10 雷鳥平10:15…11:40 剱御前小屋 12:15…13:15剱澤小屋
4日(土)
剱澤小屋 3:45…4:35 源次郎尾根取付 4:45…5:30 スラブ状岸壁 5:40…6:15 Ⅰ峰主尾根取付下部 6:20…7:25 Ⅰ峰 7:35…8:20 Ⅱ峰 8:20…8:30 Ⅱ峰懸垂下降ポイント 9:20…9:40 Ⅱ峰鞍部 9:45…10:35 剱岳山頂 11:10…11:50 前剱鞍部 12:00…13:10 武蔵のコル 13:20…13:50 剣山荘 13:55…14:20 剱澤小屋
5日(日)
剱澤小屋 6:00…6:50 剱御前小屋 7:05…8:15 雷鳥平 8:40…9:10 みくりが池温泉
山行記
剱岳山頂にダイレクトに突き上げるこのコースは、クラッシックなバリエーションルートとの事。
主稜線の初登攀は、1925年(大正14年)7月の事だと言う。
雷鳥平から剱御前小屋に登ると、折り重なる稜線に、源次郎尾根のラインが見えた。
まさに、「突き上げる」の言葉通りの急峻な稜線だ。
これ、登れるの??と、思った。
スタートは、明けやらぬ雪渓歩きから。約1時間、目印の大岩を左に見て、尾根の取り付きの踏み跡に入る。大岩や岸壁を攀じ、急傾斜のハイマツの隙間を潜り抜け、突き立てたような岩稜を登攀する。息もつかさぬスリル満点の展開だ。30Mの懸垂下降も楽しい! 本峰に入ってからは、進路を見極めながらの登攀だ。
自身の体力に少々不安を感じながらの登攀だったが、緊張と興奮と、面白さ満載のルートだった。
雲一つない青空の下で、山を満喫。これだから登山は止められない!
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- タカネツメクサに迎えられて山行スタート 八峰を遠望する
- 剱沢キャンプ場 八峰と源次郎尾根の稜線が重なって見える
- 剱沢警備派出所 ここで詳しい情報を聞くことが出来る
- 雲の影に入り、源次郎尾根の稜線が鮮明に見えた
- 源次郎尾根の稜線とメンバー
- 登攀日、3時45分スタート 雪渓に入って明るくなってきた
- 尾根の取り付き 目印の大岩が後方に見える
- 取付いて間もなく大岩に出くわす 腕力とクライミング能力が求められる 露出不足でピンボケ
- 急登を攀じる
- 2つ目の岸壁手前
- 2つ目の岸壁
- 岸壁の先 先行パーティの姿
- 源次郎尾根右側の岩稜
- 下を見れば、この傾斜!!
- 上を振り仰ぐと、先行パーティ
- 切り立つ稜線を攀じる
- 隣に八ッ峰 五・六のコル この日、同じ会のメンバーが八ッ峰下半部を登っている。 八ッ峰Ⅱ峰登攀中の姿を見つけてコールした。その声が聞こえたと、下山後に八ッ峰登攀メンバーから連絡があった。
- Ⅱ峰に向けて
- Ⅱ峰大岩にて
- なんと!稜線では携帯が繋がる 昨日は懸垂で13時のパーティがあったとか リーダーが小屋に連絡を入れる
- 堂々とした本峰の姿
- 懸垂の順番待ちで暫し休憩
- 懸垂下降 ロープセット
- 懸垂下降
- 30Mの岸壁を降りる
- 本峰を目指して
- 山頂で全員集合
- 山頂で氷ミルク!! リーダーからのご褒美だ!
- 下山に入って カニのヨコバイ
- 平蔵のコル手前を下る
- 平蔵の頭
- 眼前に剱御前と、左手に別山からの立山三山を遠望
- 一服剱を越えて、剣山荘が見えた
- 下山は花に癒されながら 後方に後立山連峰を遠望
- 雪渓を渡って小屋に戻る 登って来た源次郎尾根の稜線が見える
- ミヤマキンポウゲ 最終日は花を愛でながら室堂までの行程
- チングルマも風に揺れている
- みくりが池 深い蒼を湛えて神秘的