高岩・裏妙義周回(プチバリ)

丁須の頭の頂上で手を挙げる

山行情報

日時:2020/11/15 ~ 2020/11/16 天候:晴れ、晴れ
ランク:D-C-6 参加:6名
山行担当:CL 3155 SL 3471
記録担当:文責:3634 写真:3155、3465

コースタイム

1日目(高岩)
高岩登山口・駐車地点(09:50)…高岩のコル(10:22)…雄岳(10:48)…( 11:10)雄岳チムニー30m鎖場上部(待ち:昼食)(11:40)…雄岳チムニー30m鎖場下部(12:10)…高岩のコル (12:25)…(12:35)雌岳クライミング(13:27)…八風平登山口(14:02)…高岩登山口・駐車地点 (14:28)

2日目(裏妙義周回)
裏妙義国民宿舎跡(07:00)…休憩(07:45)…(08:43)丁須の頭(09:30)…(10:10)チムニー内20m鎖場上部(10:20)…(10:40)チムニー内20m鎖場下部(10:45)…烏帽子岩付近 (11:30)…(12:13)三方境(12:25)…裏妙義国民宿舎跡(13:35)

コースマップ

1日目(高岩)
高岩付近は電波状況が悪かったため、コースが乱れています。

2日目(裏妙義周回)

山行記

1日目(高岩)

以前春に妙義山に来たことがあり桜が満開でとても綺麗だった。今回は秋の紅葉、群馬のそびえ立つ岩峰と紅葉を愛でに来た。

1日目は高岩へ。車を降りてすぐ登山開始。雌岳・雄岳の双耳峰。大きな奇岩がそびえ立つ。まずはコルまで登り途中まで目印があったが途中から道から外れ藪歩き? コルに着いたらしっかりした登山道があった。やや登山道はそれたが、出だしから急登でいい汗をかいた。皆さん頼もしく、足慣らしできたと笑顔で歩く。

雄岳は鎖が設置してあるチムニー状の3段登りがあり、初めは幅広で最後は体が入ったら動きずらい幅だ。ホールドは沢山あり何とか登りきる。そこから細い稜線を歩いてピークへ。天気も良く雲も殆どなく、次に登る雌岳や色々な山々が紅葉と相まって綺麗だ。

先程のチムニーまで戻ると、ツアーの人か7人の行列がロープに繋がれ登ってくる。その間昼食休憩してから懸垂下降2回で降りた。

コルまで戻って雌岳へ、雌岳(p2)はナイフリッジを抜けて垂直岩壁、ボルトが沢山打ってある。皆さんからヌンチャクを借りてクライミング開始。雌岳の名のせいか登ったのは女子3名だ。ピークにちっちゃい看板あり。ここも懸垂下降でナイフリッジまで降りる。ちょっとスリルな登山。

裏妙義国民宿舎跡まで車で移動し、そこで幕営。暗くなる前にテントを張り、17時過ぎからダウンを着込んであづまやで立食夕食+飲み時間。まあ皆さんお酒が強い、強い。あっという間の20時、明日に向け早めの消灯。



写真をクリックするとスライドショーになります。

2日目(裏妙義周回)

2日目は5時起床でそこから朝食、テントを片付け諸々で7時登山開始。国民宿舎の背には裏妙義がバッチリ見える。林道から紅葉の登山道を歩き少し経つと巨岩、鎖に出会う。紅葉を見ていると足元は岩場で気が抜けない。籠沢へ沢沿い歩き、クライミングエリアの木戸壁があると聞き探しながら歩くも分からず、通り過ぎていた。落ち葉で滑りそうになる事多々、岩場と鎖の急斜面を登り丁須の頭がお出ましだ。別名「ハンマーヘッド」と聞くが、間近に見るとその通りで圧巻だ。

写真撮影をして、鎖にセルフをつけて、ビレイをしてもらう。はじめの一歩を踏み出せばあとは手足のホールドは、しっかりしている。次々登って登頂する。皆さん童心に帰ったような元気ハツラツ。(先頭の万歳写真参照) 丁須の頭からは、空中懸垂。たっぷり休憩をとって下山開始。

丁須の頭から道間違い?周回して軌道修正。チムニーの岩場下りがあり懸垂下降へ、赤岩の標識を過ぎた辺りから、赤岩岩壁の絶壁のトラバースが続き鎖の鎖の連続、怪しい足場もあり気が抜けないので慎重に通過する。今まで危険地帯で足元ばかり見ていたが、烏帽子岩を巻いて痩せ尾根を歩き周りを見ると先程登った丁須の頭が見えた。

三方境まで来ると普通の登山道、紅葉を見ながらの下山だ。スリルのある岩稜歩きが大好きな方にはもってこいの山行だった。



写真をクリックするとスライドショーになります。

CL追記

高岩は3度目だが、気持ちの良い天気のもとで歩くことができた。雄岳のチムニーの鎖場で他のパーティーと出会うのは初めての経験だったが、こちらが下るときに7名パーティーが登ってきて、20分以上待たされた。

高岩の雌岳(P2)登頂は鎖がなくてクライミングの領域だったが、クライミングが得意な女性3名は難なく登頂。最近のみろくの女性は元気だが、それを象徴しているような場面だった。

翌日の裏妙義もいい天気の中を歩くことができ紅葉も楽しめた。丁須の頭は今まで4回経験があるが、頂上に登ったのは女性1名のみだった。今回は頂上まで登ることは考えていなかったが、女性3名の元気に誘発されて頂上まで登ることができた。難しいと言うか怖いのは最初の一歩だけで、その後はホールドもあり簡単だった。

周回コースを少し進んだところにある25mチムニーの鎖場は、前回はロープ長が足りず鎖にセルフビレイをしながら下りたが、今回はチムニーの横を懸垂下降で快適に下ることができた。



ビデオ

裏妙義周回を2分ほどのビデオにしました。ハイライトはやはり丁須の頭からの懸垂下降でしょうか。(GoPro Quikで作成)

右下の□を押すと全画面表示されます。
また、音が出るのでご注意を!