鶏冠尾根(プチバリ)
山行情報
日時:2023/07/02 天候:晴れランク:B-C-8:00 参加:8名
山行担当:CL3629 SL3668, 3634
記録担当:文責:3423 写真:3629, 3668, 3634, 3440, 3687, 3774, 3423
コースタイム
西沢渓谷駐車場5:00…9:15鶏冠山山頂…13:20西沢渓谷駐車場
コースマップ
記録日:最高点の標高: 2113 m
最低点の標高: 1103 m
山行記
夜中の土砂降りがまるでなかったように明け方には治まり、梅雨の時期とは思えないほどの快晴のなか、鶏冠山に向かう。西沢渓谷に入ると直ぐにミズナラの若葉が陽にあたり、みずみずしく緑色に輝き、このままハイキングでも十分だと思ってしまうほどの自然美。
途中の吊り橋から遠くに鶏冠山がずっしりと構えているのが見え、「今から行くから待っていろよー」と心の中で叫びながら吊り橋を通過する。昨夜の雨で増水している川を慎重に渡渉、間もなく登り坂が出迎える。登れば登るほどに急勾配になり、呼吸と心拍数を整えながら進む。バイケイソウが静かに見つめているなか急登と格闘、気温も上がりだんだん体力が奪われていく。
第一岩峰のコルで休憩を兼ねてハーネス等を装着し、核心部に向かう。第一岩峰と第二岩峰は鎖に助けてもらいながらクリア。核心部の第三岩峰は鎖がなく、下から見上げると垂直に感じられ、怖さを感じてしまうほどだった。「横の迂回路でもいいよ」と心の中で再び叫んでしまったが、CLがここを登らなければプチバリではないと一言…。意を決して登る。
スリルを味わいながら同行者の協力を得て第三岩峰をクリア。第三岩峰を通過するとシャクナゲの群生地が広がり、その中をかき分けて進んで行くと、山頂と思われる場所に出る。ニセ山頂。がっかりするが、山頂は近いと気を取り直す。
ほどなくして山頂に到着し、夏の青空の下、秩父の山々、富士山を眺めながら達成感を味わうことができた。
【CL追記】
プチバリとしては久しぶりのコース。増水した川の渡渉から始まり、約1時間半の急登を登る。第三岩峰はロープを出し、安全に登攀。下山時は懸垂下降で第三岩峰を下りた。SLと皆さんの協力のもと、段取り良く進むことができ、予定よりも早く下山できた。
写真をクリックするとスライドショーになります。