白馬大池~小蓮華山~栂池(ゆっくり)

朝焼けがきれいです

山行情報

日時:2023/08/31 ~ 2023/09/02 天候:晴れ
ランク:B-B-8:00 参加:14名
山行担当:CL3479 SL2812, 3391, 3637
記録担当:文責:3101, 3816, 3618 写真:3479, 3731, 3390, 3637, 2812, 1872

コースタイム

1日目
糸魚川駅11:45-13:15蓮華温泉ロッジ13:39⋯13:54蓮華の森分岐13:55⋯15:24兵馬の平15:35⋯16:10蓮華温泉ロッジ(泊)
2日目
蓮華温泉ロッジ07:24⋯09:38天狗ノ庭10:13⋯11:40白馬大池山荘(泊)
3日目
白馬大池山荘05:19⋯06:08船越ノ頭06:38⋯07:34小蓮華山07:52⋯09:38白馬大池山荘10:21⋯11:04乗鞍岳11:12⋯13:24栂池ヒュッテ⋯13:36栂池パノラマウェイ自然園駅13:39-13:45栂池パノラマウェイ栂大門駅13:46…13:50ゴンドラリフト栂の森駅13:54-14:12ゴンドラリフト栂池高原駅

コースマップ

記録日:2023/08/31~2023/09/02
合計距離: 31164 m
最高点の標高: 2794 m
最低点の標高: 942 m

山行記

1日目

東京からはくたか557号に乗車。今日は木曜日だが、車内は進むにつれ席が埋まっていく。11時36分に糸魚川駅に到着。タクシーにて蓮華温泉ロッジへ。荷物をロッジへデポする。

朝日岳~白馬の縦走時には横目で見ながら通過した「蓮華の森」、今回は3時間コースで散策予定。メルヘンチックな名前にルンルンな散歩をイメージして出発する。最初は下り基調、アヤメ平・兵馬の平湿原は木道が濡れていたり、傾いたり、歩きづらい!登り基調になるとネズコや松の林の根道になり、転ばないように神経を使う。途中、「姫負峠」の看板あり。お姫様にはちょっと荷が重いので背負われたのかな?

花の季節は終了していたが、ウツボグサ・トリカブト・ウメバチソウ・シシウド等があった。行程の最後に、ゴゼンタチバナの真っ赤に色づいた実が可憐な姿で秋の訪れを感じさせ、明日からの縦走を応援してくれたようだ!

名物の露天風呂は湯量が少ないとのこと。それでも何人かは挑戦していた。室内風呂は湯加減もよく、山の温泉らしい風情があった。室内設備は清潔で、夕飯もおいしく頂いた。NHK「坂の上の雲」のエンディングに使われて名を挙げた、壮大な小蓮華山への縦走路を夢見て布団にもぐった。(文責:3101)



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2日目

ゆっくり山行2日目は6時朝食、体操をして7時半出発でした。天気は良好、午前中だけの行程なので、楽な気分で歩き始めました。宿の裏手から登り始め、樹林帯の中を歩きます。少し登ったところからは蓮華温泉の露天風呂を見ることができます。2時間ほど歩いたところで明るい開けた場所に出て、そこが「天狗の庭」。周りの景色を見ながら休憩を取ります。朝日岳や雪倉岳などきれいに見えました。そのあと再びダケカンバなどの林を歩き、低木になってきたかな、と思うとすぐにチングルマの綿毛の揺れる草原に出て11時半ごろ白馬大池に到着しました。

白馬大池山荘は赤いトタン屋根の山荘で、ちょうど屋根の吹き替え中でした。山荘前はテント場になっていて、10張りほどのテントがありました。その後は自由行動で、白馬大池の散策などを楽しみました。(文責:3816)



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3日目

山行もはや最終日。昨晩の夕食が5時からで、食後は翌朝の集合時間5時15分までに時間がたっぷりあるものの、8時過ぎにはやむなく就寝。

今日は白馬岳に至る登山ルート途中の小蓮華山までのピストン。参加者は、女性2名が同行せず12名。お花畑で有名な雷鳥坂を歩いて間もなく日の出を迎え、眼下に泊地の白馬大池や雲海も望め、小石がゴロゴロする登山道をひたすら登り、眺望の開ける船越ノ頭手前で写真タイム。雷鳥坂を登り詰め、小蓮華山の頂上に到着。ここからの眺望は、白馬岳や鹿島槍、遠くに槍ヶ岳、剱岳、八ヶ岳連峰と富士山、東側には妙高山・火打山や雨飾山、さらに北側には富山湾や能登半島まで望まれ、至福の時を過ごした。

同じ登山道を小屋まで下山し、再パッキングをして全員で予定より早めに下山開始。白馬大池の周回路は大きな石がゴロゴロし登山道も狭く、土曜日でもあり栂池からの登りの登山客が多く、歩行も気を使ううえにすれ違いで時間が掛かり、乗鞍岳へ到着。乗鞍岳から天狗原の下りは初めこそ緩やかであったが、大きい石が続く緊張を強いられる登山道で、すれ違いや追い越しで時間は要したものの天狗原に到着。ここから栂池自然公園までの下りは、小蓮華山へのピストンの疲れもあり、予想外に長丁場であったものの、全員無事に栂池自然園に到着。

ここからは、栂池ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継いで栂池高原に到着し、予定より1本前の長野駅行きのバスに乗車でき長野駅に到着し、ここで解散。(文責:3618)

【CL追記】

複数の台風が接近していたが、幸いにも山行には全く影響がなく山行日和になった。蓮華温泉から白馬方面への登山道は良く整備され特に危険個所もなく、北アルプスと日本海をつなぐ栂海新道を横目に眺望を楽しみながらの山行だった。3日目も早朝から天候に恵まれ、小蓮華山への道すがら後立山、槍、さらには富士山まで顔を出してくれた。メンバー全員感嘆の声を上げていた。一方、白馬大池から栂池への下山は岩場及び登り登山者も多く、予想外に時間がかかった。ゆっくり山行のコース時間(標準時間×1.3)にさらに余裕時間を加えた計画が必要と思った。

安全山行で終わることができ参加者全員の協力に感謝したい。



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