「ウォーターハイキング」①水無川中流

作治小屋、大堰堤でパチリ!!

山行情報

日時:2022/05/05 天候:晴れ
ランク:C-C-6:00 参加:10名
山行担当:CL2588 SL1758,2841
記録担当:文責:3697 写真:3718,3611

コースタイム

大倉BS8:20…前大沢出会い9:20…作治小屋大堰11:50…モミソ懸垂岩12:25…堰堤二つ…前大沢出会い14:50…大倉BS15:30

山行記

新しいコンセプト、滝を登らない沢歩きということで、どんな感じか知りたくて参加してみた。

集合場所の大倉BSでCLから沢装備の確認があるも、皆、なんとなく沢登りに比べて緩い気持ちで出発。竜神の泉を経て30分ほど林道を歩いた後、前大沢出会いの川原で沢支度をする。滝は登らないのでスパッツは着けなくていいかな、沢ソックスは持ってこなかったなど、皆、ゆるゆる気分になっているので、CLから緊張感を持つようにと指示が飛ぶ。靴にヒル対策の木酢をかけてもらい出発。渓流添いの川原の石の上をトントン、渓流の中をざぶざぶ進み、一つ、二つと堰堤の脇を登り、モミソ懸垂岩の横を経て大堰堤の前で集合写真、大迫力の水しぶきでマイナスイオンを一杯に受け気分爽快。

昼食はお楽しみのラーメンタイム、沸かしたお湯に乾麺、キャベツ、ニンジンを加え、3分待ってスープを入れて完成。5人で2人前を分けるが、麺のほぐれ具合もよく、野菜のシャキシャキ感もあり、予想以上においしいものだった。

帰りはピストンで戻るが、行きに登った堰堤の脇を下るも、二つ目はロープの支点になるものがなく、SLの肩絡みビレイによりCLが降下し、足元のホールドを確かめながら慎重に降りる、それに続いて、下からの足の置き場の指示に従い、各メンバーも同様に無事に降りることができた。

終わってみて思うに、滝を登破したという達成感があるわけではないが、適度な緊張感もありつつも全体的にはゆっくりと、川のせせらぎ、鳥の声、新緑などの自然に包まれた爽快感と水と戯れる楽しさが味わえ、また詰めがないのも嬉しく、沢登りとは別のジャンルの沢山行として楽しめるものと感じた。特に好天下では最高。

【CL追記】

「ウォーターハイキング」と命名し、シリーズで11月まで毎月一回計画していきますから、一緒に楽しみませんか。尾根に四季折々の風景があるように沢にも四季折々の綺麗な景色が広がります。

水の流れを辿り、渓谷の水の音を聞きながら小鳥の声と空の青さを楽しみながら、気持ちがいいなと思ったら、腰を下ろし、キラキラ光る沢ワールドをゆったりと楽しむような沢山行をするのが長年の夢でした。とはいえ、沢の中は危険が伴いますので、それなりの気構えを持って、安全に楽しみたいと思っています。



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