岩手 葛根田川(かっこんだがわ)
山行情報
日時:2022/10/14 ~ 2022/10/15 天候:1日目:晴れ 2日目:曇り時々雨ランク:D-D-8 参加:6名
山行担当:CL3339 SL3623
記録担当:文責:3063 写真:3339,3623,3063,3418,3537
コースタイム
1日目:盛岡駅集合11:00≡小岩井農場≡葛根田渓谷(玄武洞)≡宿15:15
2日目:宿6:00≡葛根田地熱発電所6:15…葛根田川ピストン…葛根田地熱発電所13:15≡道の駅雫石あねっこ14:15/16:00≡盛岡駅前日本レンタカー17:00解散 徒歩7時間 距離11km
記号: ≡ レンタカー … 歩行
コースマップ
山行記
はじめに
秋田駒ヶ岳山塊と岩手山、八幡平連山から流れ出す葛根田渓谷。10キロに続く流域にはブナの原生林が広がる素晴らしい景色が見られるところです。
1日目
盛岡駅11時集合、天気晴れ、パーティ6人、駅よりレンタカーでの移動。 初日は宿での自炊の食糧買出しと近辺の観光を含む行程。
観光名勝地(小岩井農場、小岩井農場の一本桜と岩手山、雫石十四景玄武の大岩屋、30m鳥越ノ滝)巡りをしてから宿(天然温泉滝観荘)に到着。辺りは一面に紅葉が美しく鉱山から湧く蒸気の白煙が所々から出ていてそれは素晴らしい風景でした。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 小岩井農場での1本桜、向こうは岩手山。1日目はドライブ観光。
- 有名な場所で、メンバーが場所を調べてくれたおかげで来れた。
- 葛根田渓谷にある玄武岩。登れるルートがないか探索中のメンバー。もろくて無理!
- 最近も崩れてずいぶん変わったみたい。
- 葛根田渓谷の鳥越の滝。道路沿いの上流から。
- 鳥越の滝の説明板。ここらあたりは温泉が湧き出ている。
- お世話になった素泊まりのみの湯治宿、滝観荘(りゅうかんそう)。
- 向こうの部屋にIH機器や冷蔵庫など自炊設備が完備。この日はみろくだけで温泉も独占。
2日目
天気小雨のち晴れ、沢遡行ピストンの行程。
早朝6時装備装着をして小雨の中出発。車で地熱発電所脇の車止めゲート迄行き、踏跡を辿り入渓。しばらくは綺麗な河原歩きが続き水量は侮れず、水流の激しい渡渉はスクラム渡渉をしてロープでの確保も一部ありました。
ハイライトであるゴルジュのお函区間に入り、お函の最後のエメラルドグリーンをした深い淵は最短距離は泳ぎですが、周りをへつるにも水が冷たすぎる為高巻をすることになり藪漕ぎをして上がったのですが、降りる所を探しているうちにタイムリミット、下山の時刻(11時)になってしまいました。
今回はここまでとの判断で、ピストンにて沢下りの下山になりました。この頃には雨も上がり、振り返って見た紅葉は色濃く、一層美しく透き通った沢の水は岩魚を沢山見せてくれました。来年は葛根田大滝越えの続きを期待したいです。
【CL追記】
今回は秋の東北の沢第4弾だ。あいにく天気に恵まれなかった。前日の最低気温は-1度で当日沢での気温は15度だった。紅葉をねらう時期は泳ぎやシャワークライミングはつらい。熟練のメンバーはドボンもなくのんびりウォーターウォーキングと温泉を楽しんだと思う…🍁♨
【用語解説】
トロ場:底が比較的平らでやや深みのある、川の流れがゆるやかな場所。
ゴルジュ:切り立った岩壁にはさまれた峡谷。
お函:葛根田川のゴルジュこの箇所には”お函”という名前がついている。
プカリ、ドボン:言葉通り。
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- 葛根田地熱発電所の車止め前に駐車して、スタート。
- あちこちに湯気が立ち上がっていた。
- 入渓してすぐの記念撮影。
- 紅葉はちょうどよかったが、天気はあいにくの小雨まじりだった。
- 流れが早いところはロープを出した。こんな気温で流されたら、ふるえてしまう。
- ここのトロ場はプカリなら何でもないが、右岸より巻く。なかなかいい懸垂場所がなく、往復と時間を考慮してここで引き換えした。
- ヘツリ中。期待に反して誰もドボンはなかった。
- ここでのドボンは相当深く流される。
- 本流には多くの美しい支沢が流れ込む。
- 夏なら修行場所。
- 景色だけでなく流れ落ちる音もいい♪。
- 釜の沢のミニ版!?
- いい撮影場所が多くて、のんびりまったりと…。
- 皮肉なことに駐車場に戻るころに少しだけ青空が見えた。