御岳山・大岳山
山行情報
日時:2023/07/23 天候:晴れランク:B-B-5:45 参加:6名
山行担当:CL2280 SL2569
記録担当:文責:2280 写真:2280
コースタイム
御嶽駅バス停8:12=8:22ケーブル下バス停8:23…8:25滝本駅8:42=8:48御岳山駅8:55…9:05神代ケヤキ…9:15御岳山(武蔵御嶽神社)9:20…9:25長尾平分岐…9:30奥の院分岐(北側)…10:10奥の院峰10:20…10:25奥の院分岐(南側)…10:30鍋割山巻き道分岐(北側)…10:35鍋割山巻き道分岐(南側)…10:50鍋割山分岐…11:25大岳山荘11:30…11:50大岳山12:15…12:35大岳山荘12:45…13:15鍋割山分岐…13:20芥場峠ザルギ尾根分岐…13:30休憩所…13:40綾広の滝13:45…13:55ロックガーデン休憩所14:00…14:15天狗岩…14:25七代の滝14:30…15:05長尾平分岐15:10…15:35御岳山駅15:40…15:43富士峰園地15:47…15:52御岳山駅15:54=16:00滝本駅16:05…16:40ケーブル下バス停16:48=16:56御嶽駅バス停
コースマップ
山行記
ホリデー快速おくたま1号の最後尾車両の前寄りの車内で待ち合わせ、青梅駅でホリデー快速おくたま81号に乗り換える。下車する御嶽駅では後ろの方が改札口に下りる階段に近く、御嶽駅でバスに乗るのに便利だから最後尾車両で待ち合わせることにしたのだ。ところが、青梅駅に着くと、ホリデー快速おくたま81号の車両は短いので、ホームに下りて反対側に停まっている81号に急いで乗り換える。御嶽駅に着き、改札口の所にある登山届提出ボックスに登山計画書を投函する。
バス停に急いで行き、乗車すると何とか座ることができる。ケーブル下バス停で下車すると、御岳山ケーブルカーの滝本駅までの道はけっこう急な登りだ。乗換時間に余裕があるので良かった。割安な往復切符を購入し、改札口に並ぶ。ケーブルカーは6分間の乗車で、途中で最大斜度25度の所を通過するとの車内放送がある。平均斜度は22度だそうで、かなりの急勾配だ。日本一の急勾配は高尾山ケーブルカーで、最大斜度が31.2度もあるそうだ。
御嶽山駅に着いて、お手洗いを利用し、各自でストレッチをして出発する。すると意外にも涼しいことに気がつく。駅の標高は835mなので標高ゼロメートルの所と比べれば5度くらい低いのはわかるが、それ以上に気温が低いと感じる。また、ヤマユリがたくさん咲いている。
天然記念物になっている神代ケヤキを過ぎて武蔵御嶽神社の石段まで行き、石の大鳥居を潜る。その上の立派な随身門を潜り、左に曲がって霧の御坂を登り、もう一度右に曲がって階段を登ると本殿が見える。参拝してから左手奥に進むと奥の院遙拝所があり、ちょうど奥の院峰が見える。このあたりが御岳山の山頂と思われるが三角点がない。階段の一番下まで下りるのは嫌だと思っていると、本殿の階段下あたりに斜面を下りる細い道があるので、そこを下る。これで神社の巻き道と合流する。少し進むと長尾茶屋のある長尾平分岐だ。ここには、冬期単独登はんで有名な登山家の長谷川恒男さんの碑がある。
このあたりの道は陽が当たらないし、とても涼しい。ここから大岳山方面に少し進むと、奥の院分岐に出る。ここから奥の院峰に向かって登って行く。登山道はけっこう険しくて、急だ。岩場のトラバース箇所には鎖も張られている。山頂下に祠があるが、そのまま登って行く。山頂には「奥の院峰 1077m」の標識があり、ここで記念撮影をする。山頂にあるのは石の小さな祠だ。ここの社は男具那社という日本武尊を祀った神社だそうだ。
北側に下って行き、巻き道の登山道と合流する。もう少し行くと鍋割山に登る道と巻き道の分岐に出る。鍋割山には登らないことにして、左の巻き道を進む。少し進むと鍋割山から下ってくる道と合流する。このあたりから鍋割山分岐までの道はなだらかで良い道だが、その先の大岳山荘までの道は東側の斜面が急になっていて、鎖が張られていたり鉄製のフェンスが設置してあったりする。
大岳山荘に着くと、休業中の小屋だが、廃屋同然になっている。ここで昼食とする計画だったが、予定よりも早く着いたので、大岳山の頂上で昼食をとることにする。すぐ上にある大岳神社は小さな建物だ。山頂までの道はけっこう急で、思ったよりも時間がかかる。山頂に着くと、残念ながら富士山は雲に隠れていて見えない。小生が2006年4月9日に登った時はよく見えたのだが。また、山頂標識がその時は木製だったが、今は大きくて立派な石製のものになっている。2006年の際は、単独で奥多摩駅から鋸山を越えて大岳山に登り、大岳山荘から馬頭刈尾根を十里木バス停まで下ったのだった。
昼食をとり、記念撮影をしてから下山を開始する。大岳山荘まで下り、お手洗いを利用する。けっこう立派なお手洗いだ。鍋割山分岐まで戻り、ロックガーデンの方を目指して右の道を進む。すぐ先の芥場峠はザルギ尾根分岐になっていて、上養沢に下るルートとなっている。ここから10分ほど下ると休憩所がある。さらに10分ほど下ると綾広の滝に着く。この滝は武蔵御岳神社の滝行の禊(みそぎ)に使われるそうで、滝の入口に「禊乃門」と書かれた石のある門がある。
綾広の滝から天狗岩までの間はロックガーデンと呼ばれていて、沢の流れにある石が苔むしていて、なかなかの所だ。10分ほど下った所に休憩所とお手洗いがある。15分ほど進んだ所に天狗岩があり、ここから鉄製の階段を何段も下って行くと、七代の滝に着く。滑落死亡事故が発生したとの警告表示があり、滝には近づかないようにと書かれている。下ってきた階段を登るのは嫌だと思うが、沢を少し行くと長尾平分岐方面に登る道が見つかり、ほっとする。しかし、この登りがけっこうきつい。ゆっくり登って35分、やっと着く。これはトレーニングとしては効果のある登りだと思う。
長尾茶屋の飲み物のメニューが黒板に白チョークで書かれているが、ワイン、日本酒、缶ビールが揃っていて、コーヒーや甘酒もある。アルコールはやはり下山後に飲むべきだと思う。小休止の後、御岳山駅まで行く。ちょうど「レンゲショウマまつり」が前日の22日に始まったと書かれているので、行ってみることにする。富士峰園地北側斜面には、約5万株のレンゲショウマ群生地があり、日本一だそうだ。行ってみると一輪だけ咲いていたが、あとはまだ蕾ばかりだった。レンゲショウマまつりは9月10日まで開催されているので、見頃はもっとあとなのだろう。田中澄江さんが御岳山を花の百名山に選ばれたのは、オケラという花だそうで、新・花の百名山に選ばれたのは、エイザンスミレだそうだ。昔はレンゲショウマが咲いていなかったのだろうか。
御岳山駅まで戻り、15:54発のケーブルカーに乗って滝本駅まで下りる。朝、ソフトクリームが売られていたのを覚えていて、これを食べたかったのだ。ひとつあとのケーブルカーだとバスに乗り遅れるおそれがあった。食べてみると、やはり冷たくて美味しい。満足してケーブル下バス停に向かう。予定どおりのバスと御嶽駅からの電車に乗り、立川駅に17:22に着く。御嶽駅で予め電話で予約しておいた中華のお店「西安餃子」に行く。生ビールで乾杯し、餃子や焼売などをいただく。下山後の生ビールは美味しい。特に夏の暑い時期は格別だ。今回は夏としてはとても涼しい、良い山行となった。
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