八海山屏風道(プチバリ)
山行情報
日時:2023/10/07 ~ 2023/10/08 天候:雨/晴ランク:C-C-7:00 参加:11名
山行担当:CL3632 SL3722
記録担当:文責:3060, 3645 写真:3632, 3722, 3824, 3740, 3785, 3060, 3686
コースタイム
1日目
屛風道・新開道二合目登山口12:45…14:10五合目…15:30七合目(ノゾキの松)…16:35千本檜小屋(泊) 歩行時間:3時間50分
2日目
千本檜小屋06:50…07:20地蔵岳…八海山(大日岳)…08:55八ッ峰迂回路分岐…09:30八海山(入道岳)…09:50八ッ峰迂回路分岐…10:15千本檜小屋分岐…11:40稲荷清水…12:50屛風道・新開道二合目登山口 歩行時間:6時間00分
コースマップ
記録日:2023/10/07~2023/10/08最高点の標高: 1775 m
最低点の標高: 450 m
山行記
1日目
雨予報により、当初予定の日程を1日延期しての実施だった。三連休初日のため圏央道はもちろん関越道も渋滞、通常4時間のところ7時間かかって12時半、登山口に到着。雨雲の動きは予想より遅く、晴れると予想してTシャツで歩き始めたメンバーもレインを着ての登りとなった。
これまでのプチバリ山行では、屛風道からは鎖、危ういトラバースがあるので、雨天の際はロープウェイで上がることが多く、ここ数年屛風道からのコースは実施されたことがなかった。今回はCLの迷わずの判断で、屏風道経由となった。しかし、健脚揃いのメンバーだったので、問題なく16時半には千本檜小屋に到着した。
昨今のアルプスでは2食付き13,000円以上する宿泊費が、千本檜小屋では何と7,000円。夕食はおかわりなしのカレーライス。朝食はご飯、味噌汁、ミートボールで、この値段に納得した。しかし、小屋番のお兄さんは感じよく、上下のダウン持参で暖かく、ゆっくりと眠れた。
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2日目
窓を開けると、雲の間から太陽が空を赤く染めている。今日は良いお天気になりそうだ。小屋の眼下には、幾重にも折り重なった山々と雲海。見事な景色にしばし浸った後、いざ登山開始。八海山八ツ峰を目指す。いきなりの急な岩場が、このあとの厳しさを物語る。
昨日の雨で濡れている岩に気をつけながら登ると、ほどなくして第一峰の地蔵岳に到着。と思ったら、不動岳?ひとつ目を飛ばしてしまった。気を取り直して七曜岳を目指す。長い鎖場、ハイステップばかりの岩場を、登っては下りを繰り返す。思わず泣きごとが口をつくが、言葉とは裏腹にみんな楽しそうだ。白河岳、釈迦岳、少し鎖に飽きてきたところで梯子登場。摩利支岳、剣ヶ峰を長い鎖で下り、いよいよ最後の大日岳。垂直の岩を梯子と鎖で頂上へ。再び長い鎖で下りて八ツ峰制覇。頂上から次の岩峰を拝み、短いスパンで登り下りを繰り返す八ツ峰は終始ワクワク、ドキドキが止まらなかった。鎖場、梯子が大好きな私は、後ろ姿からも楽しさが伝わっていたらしい。
ここまで順調に進んだので、八海山最高峰の入道岳へ向かう。山頂からは雪をまとった飯豊連峰、至仏山、日光白根山など雄大な景色を堪能した。分岐まで戻る道を歩いていると、ホラ貝の音色とともに大日岳に修験者の姿が。改めて信仰の山を実感する。
下山は新開道コースを歩く。長い梯子をいくつか下り、片足分の幅もなさそうな、本当にここ?というようなところを、笹や木の枝をつかみながらトラバース。足元が濡れていることもあり、難易度MAX。しかし皆クライミング経験者ということもあり、難なく通過。その後は比較的歩きやすい道ではあったが、濡れているので少しも気が抜けない下山となった。
屏風道~新開道は数え切れないほどの鎖を堪能できる、アドベンチャー好きにはもってこいのルートで、皆の顔から満足感が漂う充実の山行だった。
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