立処山、焼岩~大山(プチバリ)

幻想的な鍾乳洞の中を見学

山行情報

日時:2022/05/15 ~ 2022/05/16 天候:曇り、曇りのち小雨
ランク:D-C-6:30 参加:8名
山行担当:CL3060 SL3155
記録担当:文責:3699 写真:3060 3155 3389 3591

コースタイム

<1日目>
天丸橋登山口10:13発・・・焼岩(昼食)12:14着/12:57発・・・焼山13:53着/14:02発・・・倉門山14:22着/14:30発・・・大山14:48着/14:57発・・・天丸橋登山口16:20着  
歩:4時間58分
<2日目>
野栗キャンプ場6:20発=恐竜の足跡6:50着/6:55発=立処山登山口7:00着/7:10発・・・鍾乳洞7:45着/8:05発・・・立処山8:15着/8:18発・・・立処山登山口9:00着  
歩:1時間27分

コースマップ

記録日:2022/05/15
合計距離: 6874 m
最高点の標高: 1572 m
最低点の標高: 1000 m


記録日:2022/05/16
合計距離: 2026 m
最高点の標高: 736 m
最低点の標高: 429 m

焼岩~大山

立処山

山行記

1日目

天候が読めない中、CLの臨機応変で柔軟な判断のもと、1日目と2日目の行動を入れ替えて決行。判断は的中し、1日目は曇り、2日目の雨は下山後に降り出した。

メンバー8名が車2台で出発。車道には落石も多く、難関コースを予感させる。

達人面々のメンバーにプチバリ初参加の私。この1週間は不安と緊張で準備したザックの中身を何度も確認し、懸垂下降のYouTubeを見ながら自宅のテーブルの脚にロープを巻き付け手順の復習。

登山の始まりはいきなりの急登。道なき道を四つんばい状態で、鹿のフンの横を木や岩にしがみつきながら登ってゆく。CLに「キックステップ!」と言われ、枯葉のザレ斜面を進む。

これはプチバリではなく,「ほんバリ」コースだ。

焼岩1496m。この後1回目の懸垂下降。先輩にロープと下降器を確認してもらう。距離は短いが岩がごつごつ出ている斜面を下りていく。振られる!ロープがうまく滑らない!出来るか?大丈夫!着地。はぁ~!

焼山1530m。2回目の懸垂下降は、絶壁5m。絶壁の方が鷹取山と似ていて私には下りやすい。

倉門山1577m。大山1540m。下山の斜度にも驚き。途中コースから外れ、皆でGPSを確認しながら目を皿にしてピンクリボンを探す。ガードレールが見えた。人工物が見えるとホッとする。1日目無事終了。

本日の宿は、野栗キャンプ場でテント。水道・トイレ完備、テーブルとイスの食事会場は屋根あり電気あり。緊張がほぐれて乾杯。



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2日目

曇天の2日目、往復2時間弱の鍾乳洞のある立処山へ。ヘルメットのみ、ハーネスはいらないと言われ、ほっ!

群馬県指定天然記念物の恐竜の足跡を見学後スタート。昨日の獣道を思えば、鎖があろうが滑りやすい泥んこ道だろうが、なんと普通の登山道か!気分はハイキング。

鍾乳洞の入り口は狭く体を縦にして進入、中は広く二股・三股に別れどこまでも続く。真っ暗でヘッデンだけが頼り。ちょっと怖い。立処山の下全体がこの鍾乳洞になっているらしい。見学料も係員もいない鍾乳洞だが、なかなかのスケール。

立処山の頂上に登り、今回の山行は計画した内容をすべて終了した。

帰りに2つの道の駅に寄り、わらびや竹の子など地元の特産品をお土産に買い、帰路へ。

今が盛りの上州の新緑に感動する余裕は私にはなかったが、ルートファインディングの難しさや急登の歩き方、懸垂下降の注意点などたくさん教えていただいた充実の2日間だった。

【CL追記】

1日目;立処山、2日目;焼岩~大山の予定だったが、2日目午後から雨予報だったので、初日に焼岩~大山、2日目に立処山にして実施した。 

①焼岩まで最初はかなりの急登を登り、そのうちルートファインディングが必要となった。焼岩からの下りは懸垂下降が2回、焼山の頂上は開けていて西上州の山々が眼下に見えた。倉門山~大山は一般道だが、大山の先はかなりの激下りだった。

②恐竜の足跡がある「さざなみ岩」を見学後、立処山登山口に向かう。ヤマレコで見た鍾乳洞見学を行い、急登の立処山を往復した。チェーンアイゼンが有効か…。アカヤシオは4月中旬が見頃。



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