乾徳山(マルチピッチクライミング)
山行情報
日時:2023/04/16 天候:曇りのち晴れランク:D-C-3:00 参加:5名
山行担当:CL3730 SL3748
記録担当:文責:3645 写真:3418, 3730 ビデオ(撮影・編集):3730
コースタイム
大平高原8:00…09:50懸垂地点10:15…11:50取り付き12:30…14:50旗立岩TO…15:00第一岩稜取り付き15:15…16:00山頂16:15…17:35大平高原
コースマップ
記録日:最高点の標高: 2026 m
最低点の標高: 1300 m
山行記
土曜日が雨のため、日曜日のみの日帰りでの実施となった。行ってみて岩が濡れていれば、登れないかもしれないと覚悟の上、現地に向かう。お天気は予報通り時間とともに回復し、日差しが暖かく風もあったので、岩も乾くだろうと希望が確信に変わる。
まずは一般登山道で頂上付近まで登る。青空に絵に書いたような富士山と、周りの山々の壮大な景色に心が洗われる。以前、通常の会山行で来た時のことを思い出した。この山の鎖場が楽しくて岩場が好きだと実感したけれど、まさか数年後にクライミングをしに来るとは夢にも思っていなかった。懸垂ポイントに到着した時にはかなり強い風が吹いており、待っている間、緊張と寒さで震えてくる。いよいよ懸垂下降からスタート。岩と岩の間のかなり狭く足元がガレているところを、石を落とさないように気をつけながら降りる。
旗立岩中央稜1ピッチ目フォロー。小ハング乗越が核心。先行パーティが、その核心で苦戦している姿に緊張が増す。岩の左側が登り易いと分かっていたのに右に行ってしまい時間ロス。核心は無難に通過。2ピッチ目、3ピッチ目リード。クライミング自体は難しくないが、支点がほぼないので、どこを登って、どこの岩で何cmのスリングで支点を作ってどっちのロープを掛けるのかなど、考える事がたくさんあって時間がかかってしまった。
第一岩稜上部をリード。出だしのスラブで往生し時間ロス。その後もルートを間違えたりと問題点だらけだった。今回浮き彫りになった課題を克服すべく努力し、一歩一歩進んで行きたい。いつか本チャンで皆と一緒に達成感と感動を味わうために・・・。
【CL追記】
そこそこ緊張感のあるクライミングと、現場対応力を養うにはもってこいの手軽さを兼ね備えた丁度良い場所である。宿泊と日帰りを天候により変更できる点も、使い勝手が良い。さらに、トップアウトと同時に山頂であるところも実に良い。
写真をクリックするとスライドショーになります。
ビデオ
乾徳山 旗立岩 第一岩稜・360度カメラで撮影したため、魚眼レンズで撮影したように見えます。
・ビデオ表示が小さいので「YouTube」をクリックして見てください。