石門巡りと表妙義縦走(プチバリ)

山行情報

日時:2017年5月6日~7日  天候:晴れ  ランク:D-C-9  参加:9名
山行担当:CL2900 SL2841
記録担当:文責3155 写真3045,3155

1日目:5月6日(土)

コースタイム

登山口:14:15 中之嶽神社:15:50

山行記

今日は足慣らしとして石門巡りに行く。中之嶽神社の駐車場の下にテントを設営してから出発。駐車場で妙義山を背景に記念撮影。すこし歩いたとこにある石門群登山道入口から登りになる。第一石門、第二石門、第三石門と順に通過していったが、第四石門の大きさには驚いた。このような大きな石門がよく出来たものだ。大砲岩などの奇岩を見てから中之嶽神社に戻った。大きな金色の大黒様がユニークだ。明日下山する妙義山神社まで車1台を運んでから早めの夕食(宴会)になった。

2日目:5月7日(日)

コースタイム

中之嶽神社駐車場:5:30 金洞山分岐:6:22 鷹戻し:8:10 中間道分岐(堀切):10:12 バラ尾根のピーク:10:24 相馬岳(昼食):11:45 大のぞき:13:13 奥の院の上:14:56 妙義山神社:16:24

ルート図と断面図

表妙義縦走ルート図

表妙義縦走断面図

山行記

4時に起床して朝食をとりテント撤収をしてから5時半に出発。今日も快晴だ。中之嶽神社の長い階段を登って登山道に入ってしばらく行った分岐に「一般登山者は入山を遠慮してください」「山岳事故多発中 これより上級者コース」の注意書きがあった。中ノ岳への登りで早速鎖付きの岩場が現れた。難しいところには鎖がついているが、岩場に慣れていない人には難しいコースだ。

東岳をすぎると眺望が良くなり、前に相馬岳が、右手には裏妙義や浅間山がきれいに見えた。鎖のある岩場を降りてしばらく歩いて8時頃に鷹戻しの岩場に到着。ここがルート中で最も難度の高い岩場だ。安全のために、CLに懸垂下降用の30mロープを設置してもらい、降下点でさらに2本めの30mロープを設置してもらって、順に懸垂下降で降りた。この鷹戻しで随分時間を費やした。

その後岩場の登り下りを繰返して堀切(ホッキリ)を通過し、10時半頃に茨尾根のピークに到着して休憩を取る。ここも眺望がいいところだった。その後茨尾根を進み、ザレた鎖場を通過して裏妙義の旧国民宿舎分岐を経て、12時前にやっと妙義山最高点の相馬岳に到着。ここで昼食を取り、そこにおられた二人組に記念撮影をお願いした。すでに登山開始から6時間半経過。思いの外時間がかかった。

その後、タルワキ沢のコル、天狗岩、大のぞき、見晴を通過して15時頃に奥の院に到着。ここでは30mロープを2本繋いで2回めの懸垂下降を行った。下から奥の院までの登山道は実線なので一般登山道と思ったが、その後も鎖場は続いた。16時20分頃にやっと目的地の妙義山神社に到着した。

今回は20ほどのパーティーとすれ違ったが、同じ方向からのパーティーには出会わなかった。奥の院の長い鎖場や、最大の難所である鷹戻しは登りに使ったほうが歩きやすいので、妙義山神社から中之嶽神社に向かうのが一般的な縦走コースの歩き方のようだった。また、鎖場では一本の鎖は一人だけが使い、次の人は前の人が次の鎖に移るまで待っている必要があるため、人数が多いと思いのほか時間がかかることがわかった。

いずれにしても、快晴の中で眺望と岩場でのスリルを楽しむことができた充実した山行であった。