テント泊山行入門➁(瑞牆山・金峰山)

大やすり岩を通過

山行情報

日時:2022/05/21 ~ 2022/05/22 天候:曇り
ランク:C-C-6:30 参加:16名
山行担当:CL3205 SL3630、3635、3253
記録担当:文責:3205 写真:3205他

山行記

1日目

いよいよ本番のテント山行。テン場まで荷物を担ぐ時間が1時間以内で100名山2峰を狙える瑞牆・金峰にチャレンジする。韮崎からバスでななくタクシーで移動。30分以上も時間短縮という。

瑞牆山荘の前から結構な急登を30分ほど、瑞牆山を見渡せる場所で休憩。そこからはのんびりとした道でテン場まで。テン場は非常に広い! 班毎にテントを設営する。共同食なので、食事の時に雨になるケースを想定して、4人の班に一張の4人用テントをリーダーが張り、その周りに班員の個人テントが囲む。

設営終了後、1日目は瑞牆を登る。地図上の距離は短いが大きな岩がゴロゴロしていて、登り辛い。曇りながら岩も水気を吸って、更に登り辛い。途中、大やすり岩で一休み。鎖を使って大きな岩を回り込んで、頂上へ。

集合写真を撮るがその後ろは絶壁。「これ以上下がらないで!」と必死なリーダーの声。明日登る金峰は真っ白な雲の中。山頂で思い思いに真っ白な世界を堪能して、下山。

下山後はビールを飲みながら夕食の準備。各班がテーブルを囲んで食事を開始したころに弱い雨が降り始めた。でもそこはテント泊。傘をさしながらでも楽しい食卓。本番テント泊の夜が更ける。



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2日目

2日目、ちょっと寒いのでリーダーテントで朝食をとる。荷物が全くないのにこの広さ(狭さ)。

ここに4人が寝ることを考えるとよほどしっかり荷物の整理が必要であることを痛感する。

2日目は金峰山へ。テント場から直登が続く。その後森を抜けて大日小屋に。下から見上げても非常に大きな岩。その周りを巻く形で、鎖を使いながら、大日岩が見渡せるところまで登る。その後、再度急登。途中の日陰には残雪も。更に高度を上げるといよいよ稜線に。

真っ白で見えない瑞牆をバックに集合写真。更に稜線を行く。右側はきれきれの絶壁。気を付けながらどんどん高度を上げる。鎖を数か所登ると、金峰山のシンボルの五丈岩が遠くにうっすり見える。感動だ!

両側が切れた山道を経て五丈岩がある広場へ。そこに荷物をデポして山頂に上る。日光もさしてきて非常に素晴らしい景色。登ってきた稜線もくっきり。これが稜線歩きの醍醐味だ。テント泊で重荷を担いだ事もしばし忘れて山の素晴らしさを堪能する。お昼を食べて下山。

テント撤収にはリーダーから25分の時間設定。全体行動を乱さぬように必死で撤収して下山。

テン場までわずか1時間のテント泊であったが、入門者にとっては新しい世界の扉を開ける事ができた山行であった。



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