爺ケ岳東尾根

爺ヶ岳と鹿島槍ケ岳

山行情報

日時:2023/12/29 ~ 2023/12/31 天候:快晴/快晴/雪のち雨
ランク:D-D-10:00 参加:3名
山行担当:CL3632 SL3256
記録担当:文責:3256 写真:3632, 3256

山行記

2023年最後の山は2泊3日で爺ケ岳東尾根。東尾根は藪が酷く、雪のある時しか歩けないルート。29日~30日の天気は晴天、アタック日である30日の日中の風速は13mぐらい。360°の眺望が期待できた。

1日目(12月29日)

東尾根に登る駐車場には遭対協の方だろうか、雪が少ないこと、3パーティ11名が入っていることを教えてくれた。スタートから直ぐに急登が始まる。ザックが重く木の根を掴む。一歩が高い。

1時間チョットの急登が終わり、尾根に上がれば藪が行く手を邪魔する。ストックに、ザックに藪が引っ掛かり、普通に歩く以上に疲れる。下山日31日の天気が前日夜から悪くなるため15時頃、標高1700mぐらいの樹林帯の中にテントを張った。

2日目(12月30日)

5時過ぎにテン場を出発。小さなアップダウンを繰り返す。雪が少ないと言っていたので、灌木帯は木登りかな……と想像していたが、そうでもなかった。東尾根の核心と言われている痩せ尾根が一か所あるが、ここは雪があまり付いていないため痩せ尾根になっておらず、灌木を掴んでの通過となった。東尾根は西からの風の影響はなく、青い空と白い山を楽しみながら登って行く。

稜線に出ると風が出てきた。爺ケ岳に差し掛かると強風に雪煙が舞う。トレースは消えかけ、前を行くO氏が雪煙で霞み自分の身体がふらつく。山頂直下、風が当たらない場所があり、そこから先をO氏が先頭を譲ってくれた。ビクトリーロードだ。山頂の標識は雪の中に埋まっていて見ることができなかったが、立っている場所より高いところは無かった。右手には爺ケ岳北峰から鹿島槍ヶ岳、左手には爺ケ岳南峰、種池山荘。槍ヶ岳、劒岳、針ノ木岳と360°の大パノラマだ。

この日は快晴で登山者が多く、下山時には7~8人とすれ違った。テントの中で宴会をしていると、山頂を踏んだ人たちが次々と下りてくる。みんな山頂を踏めたかな~と考えながら、お酒と会話を楽しむ。

3日目(12月31日)

最終日は早い時間から雪が降っていたが、下では雨に変わっていた。

2024年も怪我無く山を楽しみたい。



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