唐松岳(雪山)

唐松岳全容が見えてきた。もう少し頑張れば、後ろ立山連峰の主稜線に出られる。ここが頑張りどころ

山行情報

日時:2024/02/17 ~ 2024/02/18 天候:快晴
ランク:D-C-7:00 参加:10名
山行担当:CL3718 SL3623, 3859
記録担当:文責:3433, 3876 写真:3718 ビデオ:3674

コースタイム

1日目
白馬駅12:30…13:20八方アルペンライン八方駅(ゴンドラ・リフト・リフト)― 13:50八方池山荘(泊地) 歩行時間:50分
2日目
泊地7:00…第三ケルン…10:20唐松岳10:30…第三ケルン…13:00八方池山荘(リフト・リフト・ゴンドラ)―八方アルペンライン八方駅=13:50白馬駅 歩行時間:5時間15分
※=タクシー移動

コースマップ

記録日:2024/02/17~2024/02/18
合計距離: 9466 m
最高点の標高: 2691 m
最低点の標高: 1837 m

山行記

1日目

いつもは「あずさ1号」で山行に行くことが多いが、今日は「あずさ5号」で少し遅めの出発。あずさはほとんど松本駅止まりだが、5号だけは松本駅以北の南小谷駅まで運転されるためだ。車両に乗り込むと多くの外国の方々が乗り合わせていた。まさにインバウンド恐るべし!

個人的には今年初の雪山山行となるため、否応なしに気分も高鳴る。幸いにして両日とも天気も上々のようだ。車窓を流れる景色を見ると雪の少なさが目についたが、松本駅を過ぎると遠くの山々に雪が被り雪山らしくなってきた。

11時50分、白馬駅に到着。昼食後、八方尾根スキー場のゴンドラ乗り場までタクシーで行く予定だったがタクシーがなかなか来ない。そこで、乗り場まで歩いて行くことになった。流石はみろく!駅から延々と続く緩い坂道を約40分歩き、ようやく乗り場に到着した時は、額に汗が滲んでいた。

今日は、ここからゴンドラとリフト2本を乗り継いで、山頂にある「八方池山荘」までである。山荘に到着するも、まだ昼食タイムの片づけ最中で中には入れず、しばらく付近を散策。360度の大展望。鹿島槍ヶ岳・五竜岳・不帰の嶮等々、圧巻の景色でこれぞ雪山の醍醐味!明日の唐松岳が楽しみでしかたがなかった。(文責:3433)



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2日目

起床して準備をしながら窓の外を見ると、遠くの稜線と空の間にうっすらと赤みがさしてくる。今日も天気は抜群に良さそう。6時に朝食を取り、日の出に間にあうよう外に出ると、気温は0℃あるかないかくらい。

風もない。彼方の妙高高原の方面から陽が登ってくる。素晴らしい雲海と日の出を見た後、アイゼンをつけ7時に山小屋出発。風のない八方尾根をどんどん登って行く。右は白馬岳方面、左は鹿島槍ヶ岳、五竜岳の大パノラマ。現実感がなく、まるで絵の中に入ってしまったような世界。高度が上がるにつれ、少し風が出てくる。さすがに風は冷たく、顔が痛いし、鼻水も止まらない。

登り始めて3時間弱で唐松岳頂上山荘の辺りに到着した。山頂まであと一息。荷物をデポして最後の登り。10時半前に無事山頂に到着。劔岳、立山連峰の迫力のある景色が見渡す限り広がる。

頂上の景色を堪能して下山スタート。少し下ると嘘のように風もなくなり、気温も高い。リフトが動き始めてスタートした登山者とすれ違いながらの下り。バックカントリースキーヤーの姿も多い。雲も出ず、下りも素晴らしい雪山の景色を存分に眺められた。12時半頃、八方池山荘に無事到着。白馬駅に戻り、駅前で雪山を見上げながらビールで乾杯。お疲れ様でした。

夢のような景色を見せていただき、企画、準備をしていただいたCL、SLの方々に感謝します。(文責:3876)



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