畦ヶ丸(写真)

紅葉の登山道を行く

山行情報

日時:2022/11/19 天候:晴れ
ランク:B-B-6:00 参加:10名
山行担当:CL3023 SL3630
記録担当:文責:3840 写真:3023,3630

コースタイム

大滝橋BS8:40 … 一軒家避難小屋10:00 … 大滝峠上10:55 … 畦ヶ丸12:00 … 善六ノタワ13:10 … 本棚14:10 … 下棚14:30 …15:20西丹沢ビジターセンター

山行記

紅葉の丹沢、畔ヶ丸の歩きに参加して来た。この歩き、以前から楽しみにしていた歩きだ。会山行の申し込み受付が始まるとすぐに申し込んだ。そして迎えた当日。朝玄関を出た際はまだ薄暗かったが、時間が経つにつれ、雲一つない空が目に入る。電車の車窓からの富士山が実にくっきり見える。これは期待が持てると、登山口に向かうバスに乗る。

今回の歩きは大滝橋バス停から時計回りに畔ヶ丸に上がり、西丹沢ビジターセンターに降りるルート。10人で歩く。8時40分、山行開始。歩き始めて20分ほどすると実に鮮やかな紅葉が目に飛び込む。標高500mくらいか。だいぶ紅葉前線が山を下りて来ている。しばらく真っ青な澄んだ秋の空に色鮮やかに映える紅葉を目にしながら歩みを進める。今年は数年に一度の紅葉のあたり年。気温も暑くもなく、寒くもなく絶妙。急峻な登りもなく、歩きもゆっくり。息も上がらず、汗もかかない。登山というよりはハイキングのような歩き。メンバー間で「いや~、これはなかなか」、「なんとも素晴らしいね」という会話が弾む。そして時折木々の合間からその雄姿を現すダイナミックな富士を目に収め、歩くこと3時間。畔ヶ丸山頂に到着。ここで昼ごはん。

昼ごはんを済ますと下りの開始。畔ヶ丸の標高は1300m弱。紅葉は既に終わっており、しばらく葉の落ちた樹林の中をゆっくり歩く。歩きの中でいろんな会話が弾む。中でも面白かったのは山小屋の小屋番さんの話。いろんな小屋番さんがいるが、中にはすごく個性的な小屋番さんも。「え、そんなことも言われるの?」、「それはないですよね」なんて話もあり、今後の小屋泊の参考になる。こうした情報交換、やり取りが出来るのもパーティならではの歩きだ。実に楽しい。

降りて来ると再び赤や黄色に染まる木々の葉が目を楽しませる。沢道に出ると本棚、下棚に少し寄り道。落差のある滝を仰ぎ見る。素晴らしい滝である。丹沢には棚という名が付く場所がいくつかあるが、実は棚って何だろうと以前から思っていた。棚とは滝のことであったとは。そして15時20分、下山口の西丹VCに皆無事到着。今回も快適で素晴らしい歩きとなった。山と仲間に感謝だ。

(注)山行名が畦ヶ丸(写真)になっていますが、これは写真世話役会が企画した山行を表しています。

【CL追記】

11月下旬にしては温かい気候で、登山口付近の沢沿い、並びに下山中の沢沿いの道の紅葉が見頃で素晴らしく、青空をバックに皆さんのシャッター音が心地よく聞こえた。また大滝、本棚、下棚と丹沢の隠れた名瀑もあり、歩いていて飽きさせない気持ちの良い変化に富んだコースである。



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