小川山クライミング(個人山行)

核心のピッチ。もちろんランナーはカムを使用。

山行情報

日時:2021/08/08 ~ 2021/08/11 天候:晴れ
ランク:D 参加:6名
山行担当:CL3256 SL3420
記録担当:文責:3256 写真:3256,3634,3748,3420

コースタイム

8/8(日) 15:30 ガマルート取付き・・・17:15懸垂下降ポイント・・・17:30懸垂下降終了・・・廻り目平(泊)
8/9(月) 雨のため近くの温泉に行き、ゆっくり過ごす。
8/10(火) 6:45 烏帽子左稜線取付き・・・1:30残り4ピッチ程を残し時間切れで撤退
 14:30 エスケープルート懸垂下降ポイント
 15:40 八幡沢入口
 15:50 八幡沢スラブ ・・・廻り目平(泊)
8/11(水) 8:10 野猿返し取付き
 10:40 核心6ピッチ目
 14:00 懸垂下降ポイント
 15:50 車

山行記

剱の八ツ峰に行く予定だったが大荒れの天気予報の為、CLをバトンタッチし小川山へ転進。8日、11時頃に廻り目平に到着するが雨。天気予報だと午後から雨が止む予定の為、買い物をしながら時間を潰す。雨も上がり晴れ間も見えてきたので、ガマスラのマルチをやることにした。ところどころ濡れていたが、乾いている箇所が多く1530クライムオン。

ルート上、歩きの箇所もあるので実質4ピッチで登攀。1ピッチ目、岩がビチョビチョの為手が滑る。場所を替えて取付くがシューズも濡れているため緊張。

トラバースは無理せずA0(ヌンチャクを掴む)。この後も濡れている箇所はA0するよう指示。2ピッチ目、Tリード。オープンブックは乾いている所なし。右側のハーケンにランナーを取り、右側に回り込もうとするが断念。通常の直登ルートを選択し無事抜ける。歩きの後3ピッチ目Aリード。ランナウトするピッチで、ここも足を置きたい場所が濡れていた。迷わずA0。最終ピッチYリード。岩は乾いていて安心のクライミング。懸垂下降し終わったのが17:30。約2時間でトップアウト。後ろの組と合流し薄暗い中、今夜の寝場所へ帰る。

9日は朝から雨。川上村運営の温泉場に行き、まったりと過ごす。雨も上がっていて部屋に入る風が気持ち良い。

10日、烏帽子左稜線にチャレンジ。今回3回目の登攀となるが、このルートは最後まで行くと18ピッチ程のロングルート。支点が少なくカムや木、岩で支点を作らなくてはならない。14ピッチ(ピッチを切るところで変わります)終了後にスケープできる箇所がある。全員が14時までに集合できなければ登攀を中止し、エスケープルートで降りると決めておいた。前にパーティーがいたり、登攀に時間がかかったりで今回も最後まで行けなかったが、皆それぞれマルチを楽しめたと思う。おまけで八幡沢のドスラブを経験してもらう。つま先が悲鳴を上げた。

11日、野猿返し。私も行ったことが無く、全員が初見のルート。トポ図のグレードは高くはないが、初見なのでわくわくドキドキ。堰堤上の沢を渡ってから取付きを探すが解らず。1時間ほど探し回り、やっと見つけた。沢を渡ってから下りずに行けば、ケルンが直ぐに見つかる。ケルンから10分ほどで取付き。このルート1ピッチ目に1箇所ボルトが有るだけで、全ての支点はカム、木、岩で作る。私がリードしたピッチ、木や、カムで取った支点の位置が悪くロープが岩下に入ったり、屈曲したりして難儀した。岩の上での重いロープアップに腰痛が悪化した。前日の登攀は途中撤退だが、今回は最終ピッチまで行けて大満足。全員でトップアウトした事をグーパンで喜び合う。34日の小川山クライミング満喫の日々でした。

CL追記】
八ツ峰は残念でしたが、本チャン3本とドスラブ3本が出来て満足してもらえたでしょうか?
野猿返しのルートはランナー、終了点は無いのでカム、岩、木を使いますが、難しいコースではないので、参加したメンバーは今後のCL,SLとして企画してほしいと思います。



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