高尾山~陣馬山(ナイトハイク)

ナイトハイクの始まり

山行情報

日時:2022/08/28 天候:小雨
ランク:B-B-6:30 参加:8名
山行担当:CL3284 SL3405
記録担当:文責:3877 写真:3284

コースタイム

高尾山口駅 23:55 … 00:00 ケーブル清滝駅前広場 00:10 … 00:45 稲荷山 00:50 … 01:35 高尾山大見晴台 01:50 … 02:50 城山 03:00 … 04:00 景信山 04:15 … 05:45 明王峠 05:50 … 06:35 陣馬山 06:50 … 08:00 陣馬高原下BS 08:17 - 08:55 高尾駅

山行記

午前零時前に乗客のいない京王線ホームに降りた瞬間、初めてのナイトハイクにワクワクと緊張が高まった。「本山行の目的は何だろう。夜景、ご来光、それとも訓練?」などと初参加者同士で話しながら、ケーブル駅脇から登山道に入る。途端に真っ暗、ヘッデンの白い光が心強い。暗闇と静寂を楽しみましょうとCLからコメントがあり登り始める。

最初はSLが先導、その先は順番に先頭を交代する。登山道に険しい箇所は無いものの、細かな分岐が多い。高尾山を越えたところでライトオフの体験。目が慣れると人の姿がぼんやり見える。雲があるからだそうで、晴天時は星が見えていても地上はもっと暗いらしい。

午前2時半ごろ、城山の手前で雨が降り始め、リーダーの指示で雨具を装着する。メンバー同士の会話も少なくなり、白いライトの一団が夜行列車のように整然と進んでいく。トレイルランナー2組とすれ違う。うち1組は団体で、こんな夜中に他の登山者がいることに驚く。

その後は降ったり止んだり、眠気で目が霞んできたかと思ったら霧が出ていた。4時半ごろに樹々のすき間から見える空が紺色になり、夜明けが近いことを知る。森の中は暗いが外へ出るともう朝だ。眠気と戦いながら6時半過ぎ陣馬山に到着した。

個人的な感想になるが、夜通し歩いてみて目から入る情報の大切さが分かった。整備された登山道でもヘッデンの明りを頼りにルートをたどるのは容易ではないし、暗くて周囲が見えない中での行動は疲労感が増すように感じた。もしも道に迷って日暮れを迎えた場合にはむやみに動かないことが得策だと思った。あいにくの雨でキレイな夜景には出会えなかったけれど、探検的な要素もあって楽しく、記憶に残る山行となった。

【CL追記】

秋雨前線の影響で天気が悪い。予報では土曜の深夜から日曜の昼過ぎまで雨。散々迷ったが、「夜+雨」でまた違った体験が出来ると思い実施した。

土曜早朝に参加者にメールで連絡し、4名のキャンセルを受けて8名の参加となった。予報通り2時ぐらいから小雨が降り始め、予定通り「夜+雨」。夜景も星空も日の出もない、今までと違った趣の山行となった。



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