水無川本谷
山行情報
日時:2024/04/27 天候:曇りランク:D-C-8:00 参加:9名
山行担当:CL2860 SL3730
記録担当:文責:3977 写真:3774, 3730, 2860
コースタイム
戸沢08:15…08:50(F1)…10:00(F5上)10:35…12:00(F8下)12:10…13:25表尾根稜線…13:40塔ノ岳山頂14:05…14:30源次郎尾根分岐…15:40戸沢
山行記
ありがたいことに、リーダーの車は戸沢まで行ってくれた。駐車場で装備を付け遡行開始だ。ここは丹沢でも代表的な沢であるためか、標識もしっかりしている。ヌメリもさほどではなく渓相もいい。
印象に残っているのはF6。古いけれどしっかりした残置ロープがあって、エイヤーで上がった。
F8大滝は立っていて、残置ピンもなく、とても登れない。その左手が大きく崩れていたが、かつてはそこに滝があって登っていたという。1980年代に崩壊し、見る影もない。左岸ルンゼから高巻いたが、手が触っただけで脆く崩れる岩なので、落石がないよう1人1人が距離を置いて、そっとそっと登って行き、上がった所から左にトラバースして落ち口右側を目指した。
その先のF9も登れないとのことで、手前から左の尾根に上がって、塔ノ岳に近い終了点を目指した。近いと期待すると意外に遠い。表尾根に出ると、まもなく塔ノ岳山頂。ここで装備を解いた。
私はここまでヒルの被害に合わなかったのに、靴の中からスパッツからと何匹もが顔をのぞかせた。早速駆逐。うわあズボンにもだ。昼食タイムすべてを使う始末で、ヒル退治への闘志が沸き上がった。
源次郎尾根で下山したが、土がふかふかで針葉樹の落ち葉の絨毯も快適。ルンルン楽しく戸沢まで下りた。崩れていると聞いて久しい沢だったけれど、とんでもない。十分楽しめるいい沢だと思った。
【CL追記】
数日前からの天気予報が雨模様だったせいか、戸沢駐車場は意外と空いていた。他の遡行パーティにも出会わなかった。普段から体力やクライミング力を鍛えている参加者が多かったせいか、9人での遡行だったが、予定より早い時間で無事終えられたことに感謝。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- F1。左側のくさりをありがたく利用させていただき越える
- F2。昨年は右壁を登ったが、今回は左から
- 小滝を自由に登る(その1)
- 小滝を自由に登る(その2)
- F3。昨年は右壁を登り落ち口にトラバースしたが、今回は左から高巻く
- F5も右からトラロープ沿いに巻いた
- F6。岩とチョックストーンの間から乗り越える
- 小滝を越えればもうすぐF8
- F8前で
- 右手のガレたルンゼからF8を高巻く
- F8を高巻き中
- 詰めの尾根の途中で一休み
- 塔ノ岳山頂で
- 源次郎尾根を下る
- ガスって眺望が効かないのは少し残念