天狗岳・硫黄岳(雪山)

CLさんが“これが八ヶ岳ブルー”と青空を讃えていた。そう、たとえれば塗り替えたばかりの道路標識の青!

山行情報

日時:2020/02/08 ~ 2020/02/09 天候:1日目:晴れ・強風  2日目:晴れ・暴風
ランク:C-C-6:00 参加:7
山行担当:CL3205 SL3478
記録担当:文責:3494 写真:3205

コースタイム

<1日目>
9:10茅野駅集合
10:25桜台発
11:00夏沢鉱泉
13:30根石岳山荘
14:45東天狗岳山頂
15:25根石岳山荘

<2日目>
7:45根石岳山荘発
8:30夏沢峠
9:00オーレン小屋(雪遊び)
9:55夏沢鉱泉着
11:00桜台発(送迎車)
12:10茅野駅解散

山行記

入会して3年近くなるのだが、会山行に参加するのはこれが5回目ぐらいか。久しぶりに雪山へ行きたく「雪山をゆっくりたのしむ」という今回の山行を申し込む。

「前回の雪山山行で一番寒かったのは新宿駅だった」とSさんが笑わせていたが、其冠山の分岐まで栂の樹林帯が暖かくそれが妙に納得できた。CLさんが“これが八ヶ岳ブルー”と青空を讃えていた。そう、たとえれば塗り替えたばかりの道路標識の青!

しかし其冠山を過ぎ稜線に出た瞬間に一転真冬に戻る。風速15、6メートルか。根石小屋までほんのわずかではあるが、一気に極寒の雪山になる。小屋での小休止後東天狗を目指す。根石岳を過ぎると風も弱まり東天狗岳山頂では充分展望を楽しむ事ができた。

夜はまた一晩中風がうなりを上げ、そのままの2日目となった。朝方手袋も帽子もかぶらず写真を撮りに外へ出たが1分もしないうちにギブアップ、小屋のお兄さんに「いい風だったでしょう」と笑われた。いや実に良い風であった。

天気はだんだん良くなってきたのだが、夏沢峠より、雪煙を巻き上げる硫黄岳の爆裂火口を眺めつつ撤退。オーレン小屋にて雪遊びを楽しみ、茅野駅にて解散。

ほとんどが初めての方ばかりであったが、感じの良い方ばかりで、本当に楽しい山行でした。CLさん初め皆様に感謝!

ついでに季節の違う句二つ「八ヶ岳ブルー太初の森の雪雫」「コルの小屋夜を通したる虎落笛」

【CL追記】

「今期一番の寒波の到来、山頂は強風」の予報通りの山行だった。
小屋の近くでもマイナス14度、風速15m近くあった為、「東天狗への登頂も途中撤退も覚悟!」と小屋をスタート。
でも—–東天狗山頂は予想外に風が弱く、一同、思い思いに写真を撮りながら、南八ヶ岳の雪山を瞼に焼き付ける事ができた。“東天狗岳に登ってよかった!“”

2日目は1日目よりも、気温・風とも過酷であり、硫黄岳登頂はあきらめ、ゆったり小屋を出発し、オーレン小屋近くの斜面で「大人の雪遊び」を楽しんで、早めの帰宅。

“硫黄岳に登らなくてよかった!”初めての雪山CLであったが、雪山での撤退、登頂の判断の難しさを痛感した。



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