宝尾根・梅ノ木尾根・弁天御髪尾根

青空の下、尾根を歩く

山行情報

日時:2023/12/03 天候:晴れ
ランク:C-C-7:00 参加:17名
山行担当:CL3050 SL3741
記録担当:文責:3846 写真:3050

コースタイム

煤ケ谷BS7:30…7:50煤ヶ谷登山口…10:40不動尻・大山分岐11:00…15:00広沢寺温泉BS

山行記

本日の山行は清川村から3つの尾根(タイトル通り)を進む13km、約7時間の破線ルート。ルート間違いのポイントが複数あり、やせ尾根に加えてたくさんのアップダウンのあるマイナールートである。 

本厚木駅6:45集合、6:55発宮ヶ瀬行きのバスで30分。清川村役場を過ぎて煤ヶ谷バス停で下車し、1.5kmほどの道のりを経て清川リバーランド(バーベキュー場)向かいの駐車スペースで準備運動と自己紹介。計画をしていただいたCLが欠席となってしまったため、山行中止も検討されたとのことであったが、急遽CLを買って出て頂いたOさんとSLNさんにより本日の山行が実現した。 

気温11℃、快晴。軽トラック数台に分乗しオレンジ色のお揃いのジャケットを着たシカ狩のハンター集団に本日のルートを共有して、登山道へ向けて出発。登山道の入口(標高195m)は宝尾根が道路に接するところだがわかりにくく、尾根にそって512ピーク、やせ尾根のロープの助けを借りて777ピークへと結構な登りが足にこたえる。本日の最高峰・七沢山912mを過ぎて不動尻・大山分岐に到着。ここまで5.7km

不動尻への下山方向を横目に、大山へつながるルートの北側斜面では雪(霜かな)が白く斜面を覆うも、気温は15℃と高めで暑い。いくつものアップダウンの小ピークを乗り越えて、くたびれ果てて唐沢峠での休憩。続く梅ノ木尾根の分岐点へ。この分岐はまっすぐ大山方向に行きそうになる迷いポイント。ヤマレコで現在地を確認しながらルート談義をする複数のメンバーを尻目に、CLが紙地図とコンパスを取り出して「ここを左ね」と皆を誘導(さすがCLと絶賛の声多数)。梅ノ木尾根は尾根幅も広く、紅葉した樹木も見られ快適なルート。 

このあと弁天尾根は見晴A、見晴B、「もうここから先は下りだから…」の声とは裏腹に、追い打ちをかけるアップダウンで上弁天、中弁天を乗り越える。下弁天を過ぎて見晴広場を直進する迷いポイントを的確に見極めて右折し、下山ルートに入れたのは、リーダー以下歩き慣れている複数メンバーによる経験の賜物。 

急な先を下り車道が見えると不明瞭なルート、緊張を強いられたやせ尾根のロープ、度重なるアップダウンからの解放感で、みんな笑顔のひと安心。そこからは2kmほどの車道歩きで広沢寺温泉バス停15:10発のバスを目指しての歩き。サブタイトルのつるつる温泉の用意をしてきたものの、バスに間に合ったメンバーは「結構疲れたね…」の言葉を交わし、温泉よりも家路を急ぐ選択をして帰路についた。 

今回の山行は17名の大人数で、事前に下見をしていただいたリーダーをはじめ、このルートを歩いている信頼できる仲間が複数名いて、安心してついてゆくだけの山行となってしまったが、これに地図読みをしっかり行っていれば、更に中身の濃い山行になったなと反省をしつつ、普段とはちがう非日常が満喫できたと、皆さんに感謝。 

【CL追記】 

今回参加数17人と大人数となった。プロフィールを見ると、皆おそらく歩き切る自信があるのだなと思い、計画したCLが出られなかったが、楽しみにしているとの話もあり、中止することなく決行することにした。終わってみれば皆健脚で、道中不安もなく時間通りで歩き切ることができ、むしろ楽しんでいる人が多かったように見受けられた。道中、道に迷うところもあったが、参加者の中でルートを熟知している人もいて助かった。急斜面や枯葉で滑りやすいところもあったが、皆慎重に軽快にこなしていた。天気も良かったので歩きやすく、楽しい山行になったと思う。 



写真をクリックするとスライドショーになります。