【山行日:2024/09/24~2024/09/28】
あまとみトレイルとは、雨飾山の「あ」、斑尾山の「ま」、戸隠山の「と」、妙高山の「み」から名付けられたロングトレイルのルートで、長野駅から斑尾山の山頂までの総延長86キロのルートだ。今回は斑尾山の麓から戸隠までを、5日間かけて歩く計画。斑尾や戸隠にはスキーに何度も行ったこともあり、私としては初めてのロングトレイル山行に参加した。飯山駅に着くと、当日お世話になるペンションピュアの出迎えがあり、その車で斑尾スキー場の登山口まで送ってもらう。斑尾山の山頂は眺望がないため集合写真を撮るだけにして、そこから15分ほどの大明神岳山頂で昼食休憩を取った。すると「うわ~」という驚きの声が上がり、なにかと思ったらリードを着けていない大型犬3頭がやってきたのだった。
【山行日:2024/09/04~2024/09/06】
二日目はいよいよ山登りです。朝7時30分に予約したタクシーに登山口まで送ってもらいました。体操の後、赤トンボが私の帽子の上に止まってくれました。今日はいいことがありますように。8時5分にスタート(予定より25分早く)、ちょうど仕事開始の時間で何台もの作業車が後ろから私たちを追い越していきました。この時間帯では、他の登山客には会いませんでした。はじめの登りは順調で、いつもと変わらないようでした。登っていくうちに周りの景色が樹林から岩山に変わりました。智恵子の「この上の空がほんとの空です」記念碑に着いたら、不思議なことに曇っていたのが晴れてきました。
【山行日:2024/09/05~2024/09/08】
いよいよ出発。このためにここまで歩いてきた。足並み揃え、楽しみながら大キレットを歩いた。A沢のコルで横尾本谷から上がって来る人を見た。北穂東稜を覗き見しながら、北穂小屋で一休み。空腹も息も整え涸沢岳へ。登り下りを繰り返すと穂高岳山荘に着いた。部屋に入り、身体を拭いたり荷物を整理したりストレッチをしたり、大忙し…。ふと、窓の外から聞き覚えのある声。奥穂南稜のメンバーが楽しげにテーブルを囲んでいた。我々も仲間に加えていただき、大いに盛り上がる。小屋前テラスで「MIROKU」の人文字を青空に向かって書いた。
【山行日:2024/09/12~2024/09/15】
黒部源流、三俣山荘までの最短ルートである伊藤新道が40年振りに復活したのは昨年。会山行で実施された美しい沢を辿るこの登山道を、私も歩いてみたいと思った。さらに三俣山荘からは、自身未踏の水晶岳を通り読売新道を下るという希望もずっと描いていた。この二つを合体させて歩くことが自分はできるのか?などと妄想していたところ、まさしくそのコースを計画するというお話しをいただき、ありがたく参加させていただくことになった。しかし、現実は厳しかった。昨年完成したばかりの吊り橋が落石・大雨等の影響で第一吊り橋以外は破損崩壊。渡渉ポイントも変化しており難易度・水位が増しているとの情報。それでもCLはヤマレコや先輩から様々な情報を丹念に確認してくださり、実施となった。
【山行日:2024/09/14~2024/09/16】
夜中の1時すぎに、テントに落ちる雨音でうっすらと目が覚める。まあ山で小降りの雨が一時的に降ることはよくあるので大丈夫、とポジティブに捉えて再び入眠。3時にセットしたアラームが鳴って目覚めると、しっかり本降りの雨が降っている。とりあえず全員起きて朝ごはんを食べて紅茶を飲んで天候回復を待ったが、一向に弱まる気配がなくむしろ雨脚が強まっていった。CLが予定の4時出発は無理と判断。5時の時点の天候の状況を見て中止か決行かを判断することになった。5時にアラームを再設定して、行けることを信じて一時間程度仮眠する。一時間後、見事に雨音は収まっていた。テントから出ると遠くに青空も見えていた。よし出発だ!