御正体山(プリンスルートで歴史をたどる)
山行情報
日時:2024/05/17 天候:晴れランク:B-B-6:00 参加:11名
山行担当:CL3509 SL3649
記録担当:文責:4019 写真:3649, 3509
コースタイム
都留市駅7:50=8:10御正体神社…8:56池の平…龍の口…9:58妙心上人お堂跡10:30…11:14峰宮跡…12:15御正体山…12:53峰宮跡…14:07林道分岐…14:32三輪神社=15:10都留市駅
※=タクシー移動
コースマップ
記録日:最高点の標高: 1680 m
最低点の標高: 625 m
山行記
透き通るような青空のいいお天気の中、道志山塊最高峰、御正体山へ。20年前に皇太子様が登られたプリンスルート。アクセスが都留市駅からタクシーだったためか、山中どなたともすれ違わずに、御正体山貸し切りだった。
新緑が気持ち良い林道を長めに歩き、チョロチョロと水の流れる龍の口へ。御正体山は、江戸時代に妙心上人が難行苦行をされた信仰の山。龍の口は修行の時に冷水を浴び身を清める水垢離の場であったとのこと。
きつい急登を終え、振り返ると平坦地からどーんとご褒美富士山。バッチリ見えた。ここにはミイラとなった上人が祀られたお堂が建っていたが、明治初めの廃仏毀釈によってお堂は解体されたそうだ。修行を想像させる座禅岩もあった。
再び急登の後、立派なブナの木の大樹が現れ、圧巻。お昼ご飯は、青空に映える富士山が見える、頂上手前の細野分岐付近で。お腹いっぱいになった後、もう一登り。明るい頂上には、ヘビイチゴのお花畑と赤い屋根の祠があった。
下山途中にも、綺麗な苔やニョキっと生えたキノコ、新緑の萌黄色が私達の目を楽しませてくれた。林道を歩き、タクシーに乗り都留市駅へ。心地良い疲れの中帰路についた。
【CL追記】
御正体山は道志最高峰でありながらいま一つ人気に欠けるように感じていた。今回バス便のない池の平登山口をスタートとして計画したが、調べてみると2004年のプリンスルートであることが分かった。なるほどこのルートなら富士を背負って登ることになり上部は眺望も良く、御正体神社を開いた妙心上人修行の跡も実感できる。今回平日だったこともあり、全く人に会わず貸切の山を楽しませてもらった。地味だけど滋味深い…御正体山である。
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