第34回清掃登山活動報告(2016年3月)
清掃登山実行委員長 2901 K.O.
空はどんよりと山も霞んでいましたが、桜やコブシ、菜の花が咲く中、清掃登山が行われました。
今年から清掃登山10コースという試みは、コース作りをはじめ、なかなか段取り良く行きませんでした。それでも無事終了できたのは、2年目リーダーや自然保護部員、会員の方々の協力があったからです。ありがとうございました。心より感謝いたします。
みろく山の会の三大行事の一つとして、多くの人が参加できる清掃登山を目指してきました。丹沢を綺麗にすることが第一ですが、会員の親睦を深めることも大切な目的です。その為には誰でも参加できるコース、皆が楽しくゴミ拾いのできる方法を考えていきたいと思います。
これだけ多くの人が34年間も清掃登山を続けるのは大変なことです。今回多くの方から頂戴した意見は、来年の改善に反映させて頂きます。
水無川の岸で声を掛けていただきました。「どこのグループですか。ぜひ名前を教えてください。来週、私たちもここを清掃するのですが、その時あなた方のことを話したいのです」。こういう声に支えられます。丹沢の為・仲間との親睦の為・そして自分の為、これからも続けていきましょう。
参加者数とゴミ収集量集計
参加人員 | ゴミ収集量 | ||||||
グループ | 女性会員 | 男性会員 | (自然保 護部員) |
小計 | 可燃ゴミ | 不燃ゴミ | 小計 |
清掃1 | 16 | 15 | 1 | 31 | 31.7 | 1.0 | 32.7 |
清掃2 | 16 | 10 | 2 | 26 | 19.6 | 7.0 | 26.6 |
清掃3 | 11 | 6 | 2 | 17 | 10.5 | 6.5 | 17.0 |
清掃4 | 33 | 11 | 2 | 44 | 9.5 | 10.0 | 19.5 |
清掃5 | 9 | 4 | 3 | 13 | 9.5 | 11.5 | 21.0 |
清掃6 | 4 | 7 | 2 | 11 | 5.5 | 5.5 | 11.0 |
清掃7 | 8 | 13 | 1 | 21 | 13.7 | 10.7 | 24.4 |
清掃8 | 5 | 10 | 2 | 15 | 5.5 | 13.5 | 19.0 |
清掃9 | 7 | 19 | 2 | 26 | 4.0 | 4.0 | 8.0 |
清掃10 | 2 | 13 | 2 | 15 | 2.5 | 1.0 | 3.5 |
計 | 111 | 108 | 19 | 219 | 112.0 | 70.7 | 182.7 |
(単位:Kg)
清掃活動各コース
コース NO |
コ ー ス | 山行 ランク |
歩行 時間 |
当日集合 場所と時刻 |
出発 時刻 |
1 | 渋沢駅北口…桜土手古墳公園 … 水無川右岸(渋沢駅側)… 戸川公園…山神社…戸川公園 | S | 3:00 | 渋沢駅 10:30 |
渋沢駅 10:45 |
2 | 渋沢駅北口…桜土手古墳公園 … 水無川左岸(秦野駅側)… 戸川公園…滝沢園 …戸川公園 | S | 2:40 | 渋沢駅 11:00 |
渋沢駅 11:15 |
3 | 八幡神社…三廻部…勘七橋 …西山林道…大倉 | A-A | 4:30 | 渋沢駅 10:00 (バス10:18) |
八幡神社 10:45 |
4 | 菩提原…花鳥神社…加羅古 神社…白泉寺…大倉 | A-A | 3:00 | 渋沢駅 10:10 (バス10:30) |
菩提原 バス停 10:50 |
5 | 大倉…天神分岐…戸沢…戸川林道 | B-B | 5:00 | 大倉バス停 8:10 |
菩提原 バス停 10:50 |
6 | 大倉…水無寮…観音茶屋 …大倉高原の家…堀山の家 …二股…大倉 | B-B | 4:00 | 大倉バス停 8:30 |
大倉バス停 8:45 |
7 | ヤビツ峠…富士見山荘 …三ノ塔…三ノ塔尾根 …牛首…鉄塔下…大倉 | B-B | 5:00 | 秦野駅 8:00 (バス8:18) |
ヤビツ峠 9:00 |
8 | ヤビツ峠…ヤビツの森ゲート…岳の台…菩提峠…二の塔…表丹沢林道…牛首…鉄塔下…大倉 | B-B | 5:00 | 秦野駅 8:00 (バス8:18) |
ヤビツ峠 9:00 |
9 | 寄バス停…土佐原集落分岐…くぬぎ山…県民の森芝生の広場…黒竜の滝…西山林道…大倉 | B-B | 4:00 | 新松田駅 8:50 (バス9:05) |
寄バス停 9:45 |
10 | 大倉…二股…後沢乗越…鍋割山…小丸…二股 …大倉 | B-C | 6:30 | 大倉バス停 7:20 |
同 左 7:40 |
清掃活動山行記
清掃登山①コース 3318 Y.A.
駅から桜土手古墳公園へ向かい、11時古墳公園着。ここで古墳展示館も館長より説明がありました。水無川の桜土手に豪族の古墳が多く集まった根拠や水無川の地下に伏流水の水脈がある事を聞き、大変勉強になりました。
11時半、水無川の右岸を大倉に向かいウォ-ク開始。歩道脇、ブッシュの中、川原に降りてのゴミ拾いとなり、紙・プラスチック・空缶等でゴミ袋は一杯になりました。
菜の花が先、桜の木も蕾から開花にかかり一段と春を感じる陽気の中、のんびりと清掃活動ができました。
清掃登山②コース 3165 Y.T.
桜土手古墳公園で早めの昼食を済ませ、水無川左岸に出て上流へと進む。
平和橋まではゴミは殆ど無し。橋から風の吊橋間で、ようやく待望(?)のゴミと対面。
枯れ草のヤブの中に空缶、ペットボトル、ビニール袋などが隠れるように散乱。皆、あっという間に両手に持ちきれない程となる。昼食後の古墳について学び、散歩の途中地域の方からは感謝の言葉。明るく和やかな中でのゴミ収集活動だった。
充実感のある一時を得ることが出来感謝である。
清掃登山③コース 3404 H.K.
春うらら、午前は晴天に恵まれたが、私を含め、マスク姿の方がチラホラ。絶好の山行日和ではあるが、花粉症には辛い時期でもある。八幡神社で体をほぐし、いざ清掃ハイクへ。
はじめて見る景色にキョロキョロしていたが、その間にも先輩たちはさっそくゴミ拾い。山道に入るまでの車道で一番多かったのはタバコの吸い殻、ペットボトルのフタだった。
理不尽なことが起こった時、ジョンレノンの「イマジン」を思い出す。想像してごらん、吸い殻を野鳥が食べたらどうなる?川へ海へ流されたらどうなる?みんなにこのメロディが聞こえたらいいのに・・・といつも思います。
清掃コース④コース 3258 M.I.
今回が初めての参加。いつもの山に感謝をこめて、メンバーの方々は、一生懸命ゴミ拾いに勤しんでいました。時々、樹木博士の講習を受け課外授業気分。ゴールの<風のつり橋>からの眺めは最高!充実した一日で心身共クリーンになり、綺麗になった山々から、ありがとうというお礼の言葉が風に乗って聞こえた気がしました。
清掃登山⑤コース 3270 K.T.
入会して2年初めて清掃登山に参加。
リーダーを先頭に大倉をスタート。ビニール袋にどれくらいゴミを拾えるかなと思いながら天神平に向かう。堀山の家の休憩時には、ごみ袋も少しふくらんできました。天神尾根の下りは全員ストックを使って戸沢に下り昼食。昼食後林道を大倉に向かい午後2時に到着しました。
清掃登山⑥コース 3360 K.K.
私は初めての参加。月例のときとは違う登山道で、あまり人が入らないのか、ゴミは無いように見えましたが、よく見ると、サビついた缶があったり、ベンチの下に紙ゴミも。袋が切れたりもしましたが、幅の広い登山道でしたので、ゆったりとした気分で歩けました。
また、自然保護部員の方から、登山道の整備についての話が聞けました。来年もこのコースが候補になるといいですね。
清掃登山⑦コース 3382 Y.S.
登山道では特別目立ったごみはなく、通常の山行とほぼ同様な行程でした。しかし事前にチェックされていたリーダーのいわれるように、車道や林道ではひどい状態で、回収にしり込みさせられるものが多くありました。初めての参加で無神経なごみ捨てに唖然とさせられた清掃登山でした。
清掃登山⑧コース 3304 K.H.
秦野駅に集合、ヤビツ峠行のバスを待つ。ヤビツ峠から岳ノ台に向かって登る。歩き易く気持よい道が続く。登山道にはゴミが落ちておらず、道より大分外れた所に落ちているだけ。まるで宝探しの様に目を皿のようにして探し、見つけると歓声があがる。
ニノ塔で昼食をとり、大倉に向け出発。下りは道が荒れており慎重に歩く。沢山のゴミを持っている人もいて、思いのほか大変でした。ゴミには、缶やビンの古いものが沢山有りました。昔の山小屋跡で、ゴミを土に埋めていて、それが時を経て出て来た物が多いとの事でした。興味深い話も聞けて楽しい山行となりました。
清掃登山⑨コース 3413 S.H.
いつも以上に和気アイアイとした山行でした。参加メンバーがCLの透き通った声の優しいリードに誘われたのです。終盤近くでの「黒竜の滝」は一見の価値がありました。
このコースにゴミの獲物はあまり無かったものの、驚いたことに朽ち果てたステンレスの風呂桶を発見し、これには全員唖然呆然。
小生は入会後まだ4ヶ月しか経っていませんが、引き続き楽しく参加させて頂きます。
清掃登山⑩コース 3349 H.M.
どんよりした曇り空であったが、風はなく春の暖かさを感じながらの西山林道歩きであった。
みなさん、道々ごみ(人工物)を拾い、おしゃべりしながら楽しい登山。ミズヒの沢から急登もなんなくこなし、11:00前に山頂到着。下りは、小丸尾根を下り西山林道を経由して大倉に14:00過ぎに到着。ちなみにゴミは殆どなく、登山道は綺麗なものであった。